今更だけどアレ見よう『グラディエーター』/ミラナ・ラヴィーナ

ミラナ・ラヴィーナ

こんにちは!映画好きVtuberのミラナ・ラヴィーナです!

本日も観る機会を逃していた名作映画の感想を書いてまいります。
今回のタイトルは『グラディエーター(00)』です!

リドリー・スコット監督、男と男映画上手いじゃん…

『グラディエーター(00)』といえばリドリー・スコット監督の代表作の1本!
アカデミー賞作品賞を取るなど世間的に非常に評価が高いのはもちろんのこと、めちゃ個人的な話ですが一番好きな映画はこれ!と語る人に3人くらい出会ったことがあって、そういう意味でも興味の尽きない作品ではありました。

そして、2023年12月にリドリー・スコット監督最新作『ナポレオン(23)』が公開になるタイミング、同じ歴史映画である本作を観て予習しよう!と思ったのが視聴に至った決め手です。

しかし……こんなにもネッチョリとした男と男映画だったとは……!
後ほど詳しく書きますが、本作は一言で言うとラッセル・クロウとホアキン・フェニックスの愛憎グチャミソ激アツ映画でとっても楽しかったです!

3時間もあるし、歴史ものって難しいがちだし、退屈だったらどうしようかな~みたいな不安を1ミリでも抱いた事が申し訳なくなるほど好みな作品でした。
メイン2人の憎しみで繋がれたギリギリの関係、一生観ていたかった……。

個人的にはリドスコ監督って職人気質なイメージというか、映画の中にあんまり私欲が見えないタイプの監督だと思っていたので、こんなに男と男のデカ感情をモチーフにした映画を撮るとは正直意外なところもありました。
(『エイリアン:コヴェナント(17)』ではマイケル・ファスベンダーに異常なまでの欲望をぶつけていましたが……)

とはいえ『最後の決闘裁判(21)』もアダム・ドライバーとベン・アフレックがめちゃくちゃsexyな関係にある作品だったので、実は男と男映画監督としてのポテンシャルがかなり高いということなのでしょう。
撮る映画全部面白い天才ですが、この一面を知れたのはかなり嬉しい気付きでした。

これからもリドスコ監督の男と男映画もっとたくさん観たいよ……あと100年生きて……。

コロッセオですよ!コロッセオ!

ラッセル・クロウ演じる主人公マキシマスが剣闘士として名を上げていく中で、同じ剣闘士として印象的な登場人物が2人現れ、中盤以降は3人で頑張っていく展開になるのですが、この3人組の描かれ方ってもうほとんどアイドルグループなんですよ!

冷静でカリスマ性のあるマキシマスがクール担当、やさしくてカワイイジュバがキュート担当、でっかくてカワイイハーゲンがパッション担当ということで、完全に古代ローマのニュージェネレーションでしたね……。

そんなわけでこの3人が闘技場で戦うシーンなんかはもうペンラを振りながら応援するオタクになってしまいました。

3人が剣闘士としての出世としてコロッセオを目指す流れなんかはもう完全に新人アイドルがでかい箱目指すやつじゃん!って感じだし……いざコロッセオの舞台に立って大勢の観衆に圧倒される展開もアイドルアニメで見たやつすぎる!
そしてマキシマスの雇い主であるプロキシモもかつては剣闘士だったという展開は言うまでもなくプロデューサーが元アイドルという激アツ展開と寸分違わぬ仕掛け。

アイドル文脈として語られる『グラディエーター』、あると思います。

兄弟の愛憎

では、本題へ……。
主人公マキシマスとその宿敵ルキウスのヤバ重すぎる関係についてですね……。

ルキウスは皇帝の実の息子なのですが、自分よりマキシマスの方が皇帝の寵愛を受けていることに並々ならぬ劣等感を持っており、この劣等感がもうとにかくでかい!
なんか勝手にマキシマスの存在に心を乱され、何をしてもとにかくやることなすことほとんどが全然マキシマスに通じないところもかわいそう……。

また、ルキウスくんは父親へ向ける感情もむちゃくちゃで、愛を求めるあまり「あなたの愛のためなら全世界を血祭りにあげたのに……」と泣きながら父親を殺害するという情緒のヤバさ。
あとは実の姉にも結構ガチめに迫ったりしていて、愛に飢えて歪んでしまったというキャラ造形なわけですね。不憫だね~……。
でもルキウスがこんなに欲しがっていた父親(先帝)も姉もマキシマスにメロメロなのがまたつらい!

加えてこのルキウスくん、演じているのがホアキン・フェニックスなのでもうお顔がすっごくキレイで……しかもずっと顔色が悪いのですごく儚く耽美で……あとすぐ泣くし……。黒一色で布たっぷりのお衣装もめちゃくちゃ似合っていましたね。
とにかくビジュアルが信じられないほど強いので、こんなキレイな男が情緒不安定でずっと暴れてるのマジでモエなわけです。

一方でマキシマスは慕っていた先帝と大切な家族を殺害し、奴隷となる原因となったルキウスを強く憎んでおり、剣闘士として名を上げようと決断するのも彼への復讐、そのためだけなわけです。

人望が厚く、身体も厚く、奴隷という身分になってもなお抑えきれないカリスマで名を上げ続けるマキシマスと、父にも姉にも思うように愛されず、皇帝となった後も上手く国を動かせないルキウス、この対比がもう……ね!

やっぱこの憎しみとかいうでかい感情ってイコールで”愛”だとオタク界では相場が決まっておりますから、お互いに憎しみをぶつけ合う正反対のふたりっていうのは……そういうことだと……これは胸を張って言える事実です。

こんなに露骨な男と男のヤバデカ感情映画を好きだって言ってた知人たち、別に男と男のオタクということもないはずなのですが……これを男と男文脈抜きで楽しむって一体どういうことなんだ……?(どういうことでも無いと思います)

ということで、アツいスペクタクル映画と思いきやビビるほど粘度の高い男と男映画で、何ならリドスコ監督作品の中でベスト3に入っちゃうかもしれないくらい好みな映画でした!

次回は『ブリジット・ジョーンズの日記(01)』の記事になる予定です!
ここにきて正統派ラブコメ映画!楽しみだ~!

グラディエーター作品情報

【壮大なスペクタクル・ロマン!!剣闘士(グラディエーター)となった英雄が誇りを胸に復讐を誓う!】西暦180年、大ローマ帝国。皇帝マルクス・アウレリウス(リチャード・ハリス)は、将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)に全幅の信頼をおき、次期皇帝の地位を約束する。だがそれを知ったアウレリウスの息子コモドゥス(ホアキン・フェニックス)は皇帝を殺害。マキシマスに反逆罪をなすりつけ処刑を企てる。間一髪で逃げ延びたマキシマスが故郷に帰ると、そこには変わり果てた妻と息子の姿があった。その後、彼は奴隷商人プロキシモ(オリヴァー・リード)の手に落ち、死ぬまで戦うことを義務づけられた剣闘士(グラディエーター)として、ローマが誇る巨大コロシアムに出場することになるが・・・

原題:Gladiator
製作年:2000年
上映時間:154分
監督: リドリー・スコット
キャスト:ラッセル・クロウ, ホアキン・フェニックス, コニー・ニールセン

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