あまりにslay the spire過ぎる『学園アイドルマスター』のゲームデザインとかもう色々が最高というレビュー

アイドルマスターシリーズを皆さんは遊んでますか?
筆者は一応アケマス時代から遊んで、360版でスモックを買ってやよいに着せてはニヤニヤしたり、モバマスでハロウィン杏を頑張ってとったりした程度には古参です。でもまぁ、古参だからどうとかではなく、逆に最近のアイマスは触るけどなかなかリアルの時間や課金のお金が取れずに残念ながらリタイアしがちでした。(つまんないとかではなく)

少し前で言うとシャニソンも触りましたが、なかなか時間をかけるのが大変で…

いや、そんなことはどうでもいい!学マスをやれー!!!!

5月16日から配信された学園アイドルマスター…ハッキリ言います。
ゲーム性と親切具合が最高なんです!

もう配信当日から言われまくってて、今更なんですがプロデュース(アイドルを育てる本作の骨子のゲームパート)が「slay the spire」まんまなんです。

ここが「ぽい」

slay the spire(以下スレスパ)はデッキ構築とローグライクを合わせたゲームで、運もありながらデッキの圧縮を道中で行えたりピックの選択で腕の差が出るという良さもある大人気ゲームです。

こないだ2も発表された本作と学マスはゲーム性で言えばほぼ同じ。スレスパ自体もフォローゲームが大量に出てきたので、パクリだ!とかじゃなく学マスもそのフォローゲームの一つと言えます。

1枚取った状態

まず学マスもフォローゲーな事があってデッキ構築型のゲームで、初期デッキはアイドルの持つ固有カードと弱めの基本カードで構築されています。

ゲームの内容にはあまり触れませんが、スレスパやったことある人にだけわかるように言うと能力も用語の置き換えだけで、毒デッキが組めたりします。カードの効果も結構似てるのあります。個人的にナイフデッキが無いのが少し残念だけど。

ちなみに筆者が主にプロデュースして篠澤広はブロック特化にしたアイアンクラッドだし、姫崎莉波は筋力特化のアイアンクラッドです。何の因果かこの二人のSSRを入手したのでアイアンクラッドで延々遊んでる気分です。

これは右一択なので分かりやすいピック例

それをレッスンする事によってパックがもらえて、そこからランダムに3枚のカードが出てきて1枚選び、デッキを強くしていこうという感じです。
「えーカード沢山覚えられないなぁ~」という方は安心してください。プレイヤー自信のレベルが低いうちはパックから出てくるカードの種類が少ないので、多すぎて覚えられないという事はほぼないです(多分)
沢山アイドルを育てることによってレベルがあがり、いろんなカードがアンロックされるというわけですね。

実はこれスレスパにもあるんですが、本家は元々のカードプール(ゲーム内で現状使えるカードの総数)が多くて、レベルで増えるカードのアンロックは9枚になっています。
学マスはその逆で初期のカードプールがほぼ無い基礎カードのようなものばかりなのですが、レベル45までに61枚のカードが少しずつアンロックされます。

基本プロデュースしないとレベルが上がらないので必然的にカードを使いながら覚えるターンがいっぱいあるので、カードの特性や有用性を試す事もできてこういうレベルデザインやゲームデザインが非常に良く出来てます!

ソシャゲだけど気持ちの良いプレイ体験がとことん追求されてる

そうなんですよ。このゲーム、ソシャゲなのに…というとガチ偏見ですが、兎に角入りやすさとイライラするポイントを極限まで排してるのが好感持てる点でもあるんですよね。

だるくないデイリーって最高

例えばソシャゲアルアルのデイリーだるい問題。
デイリーだるいからやりたくないけど、デイリーやらないと損した気分になるしな~とかあるとおもうんですが、学マスはデイリー半分ほどやると達成したことになり全報酬を受け取れます。

これ、いいね!もう他のソシャゲで既にあるのかもしれないけど、その内容も1回プロデュースをプレイしたりする程度で達成…どころかプロデュースしないで1分ぐらいで終わらせることが可能。

こういう「全部やらなくてもいい」が沢山あって、ソシャゲ特有の「スタートダッシュミッションで色々やるとSSR確定チケットがもらえる」やつ。

これ、だるいよね~
「SSRタダで引かせてやるから面倒なことやってくれよ」っていう、いや、ありがたいよ!ありがたいけどだるいよ!
でも学マスはそれすらも違って、ちゃんと取ると3日目ぐらいでもうSSRチケット取れます。1週間のミッションなのに。しかもこのミッション内容もプレイしてたらなんとなく埋まるぐらい簡単。

広かわいい

そもそも本チャンのプロデュースはその辺どうなの?
っていうのもあると思いますが、この辺は好みは分かれますが本家スレスパに勝る部分もいくつかあります!

まず一つはプレイ時間が短い!
これは忙しい人にもありがたいんですが、本家のスレスパは結構どっしりしたゲームで、慣れていったとしても大体1周1時間はかかります。
それに比べて学マスは1周10分~15分の間ぐらい(一度見たイベントを飛ばす場合)で、サクサクプレイ出来るというのが一番の違いであり特色でしょう。

正直どちらが勝ってるとかはなくて、スレスパはダンジョンによるランダム性の高さと道中の長さによることでデッキを尖らせたり、方向転換したりという面白さがあります。
そういったローグライクならではの面白さがスレスパにあるのに対し、学マスはローグライク的なものはあまり無い代わりに短めにデッキ構築の面白さが味わえる。

プレイごとに色んな思い出がある

逆にローグライクというよりも繰り返すことにより強くなる要素があって、それがメモリーという要素。
これは1周するごとにアイドルとの思い出が残り、その思い出をセットすることによりバフ効果や一定タイミングでカードをデッキに加えることが出来ます。

短いゲームなので、こういったやり方でデッキに入れるカードを増やす方法を設定していて、尚且つ思い出の一部分が力になるってめっちゃいいよね…。

このメモリーで手に入る効果が強いので、沼要素でもあります。延々アイドル育てちゃう…。

ローグライクではないので基本ランダム性は無い

このほかにも「フレンドガチャ」があるけど、1日で貰える上限が10(1回分)なのでフレンドあんまり使われてないし差が出るな~みたいな要素もほぼ無いです。

本当に隅々までソシャゲなのにソシャゲのだるい部分やストレスを排除しようという感じが非常に良く出来てる。他にも上げだすとキリがないレベルで、正直結構感動した。
ただ、まだガチャの追加が無い(2024年5月21日現在)のでそこが怖い所だ。

後発だけど好きになるキャラなんて沢山出てくるよね~~

正直アイマスというコンテンツとの長い付き合いの中で惰性で触り始めたゲームだけど、ゲーム性の高さと中毒性にやられまくり今では広のことを好きになりつつあります。

アイマスがこれだけ大きいコンテンツになっていってもまだまだ好きになれるアイドルが出てくるというのが本当にスゴイ。いや、オタクとしてちょろいだけなのかもしれないけど。

少なくともゲーム性だけでも楽しめるレベルには面白いので、まだやってないという人は是非プレイしてみてください。
あと、スレスパも遊んでください。スマホで遊べるので、学マスのスタミナが無くなったらスレスパを遊んでいこう。

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