『モンスターホテル4』公開決定!監督不在で最新作はどうなる!?

ソニー・ピクチャーズ・アニメーションの期待の新作『スパイダーマン:スパイダーバース』の制作が開始されたことが、アニメーターのニック・コンドウさんのTwitterにて明らかにされました。

2022年10月公開を目指して、企画が進行しているということで楽しみにしたいところではありますが、ちょっと待った。
ソニー・ピクチャーズ・アニメーションの今後公開される作品で気になる作品はこれだけではないのですよ。
その名も『モンスターホテル4』!
今回はこのタイトルがどんな作品かをざっと紹介します。

ヒロインは人妻!?シリーズ最新作『モンスターホテル4』の制作が発表!

厳密には、公開が予定されている作品のタイトルは『Hotel transylvania 4』。
日本では『モンスター・ホテル』というタイトルで親しまれる作品です。

本作の主人公は元々人間嫌いだったドラキュラ伯爵。娘のメイヴィスが、人間の青年ジョニーと恋に落ちたことをきっかけに、人間との交流を始めました。
『1』ではまさにそんなモンスターと人間との和解が描かれ、『2』ではメイヴィスとジョニーの間に生まれた子供・デニスを巡る教育問題が描かれ、『3』ではドラキュラ伯爵の新たな恋が描かれる作品となっていました。

本作の魅力はたくさんあるんですが、なんといってもヒロインのメイヴィスが可愛いという点はしっかり抑えておいて欲しいところ。『1』では、純粋な吸血鬼の女の子だったのですが、『2』では結婚、出産を経て、人妻・子持ちアニメヒロインという驚くべき進化を遂げました。おそらく多くの人に刺さるキャラクターなのではないでしょうか。

監督交代!?果たして大丈夫か!?

そんな『モンスターホテル』の最新作ということで、果たしてどんな物語になるのか気になるところですが、現状具体的な内容は明らかになっていません。
ただ、一点だけ、これまでのシリーズに馴染みのある人には衝撃の事実が明らかになっています。なんと、これまで『モンスター・ホテル』の監督を務めていた現ディ・タルタコフスキー監督が、『4』では監督を降りるというのです。

ゲンディ・タルタコフスキー監督といえば、『デクスターズラボ』や『サムライジャック』などのカートゥーンアニメーションで有名なアニメーター。カートゥーンネットワークを観ていた人にはお世話になった人が多いのではないでしょうか。
3DCGアニメーションになったとはいえ、『モンスター・ホテル』もゲンディ監督らしいコロコロ変わるキャラクターの表情や極端なディフォルメが加わるアニメーションが楽しい作品だっただけに、監督の不在が作品に悪影響を与えないか心配ではあります。

ゲンディ監督はなんと『ポパイ』の制作へ!?

しかし、そんなゲンディ監督には実はすでに新たなアニメーション映画への関与がニュースになっています。それは、『モンスター・ホテル』と同じくソニー・ピクチャーズ・アニメーションが企画していた新作アニメ映画『ポパイ』!
『ポパイ』といえばほうれん草を食べて筋肉増強をする船乗りでおなじみの往年のカートゥーンキャラクター。そんな『ポパイ』を3DCG作品として新たに新作を作るというのです。
実はこの3DCG版『ポパイ』は2011年頃から企画が進行していることが噂されており、2014年にはデモアニメーションが公開されるほどでした。

しかし、このアニメーションの質がゲンディ監督の望む域に達していないということで、公開予定からキャンセルされてしまい、ソニー・ピクチャーズ・アニメーションでの企画自体はなくなったとされていました。
しかし、2020年5月。ここに来てこのお蔵入りとなってしまった企画を、「ポパイ」の版権を持つキング・フィーチャーズが、ゲンディ監督と一緒に再開したという報道がAnimationMagazineにてスクープされたから驚き!
参照:Genndy Tartakovsky’s ‘Popeye’ Movie Afloat with King Features
https://www.animationmagazine.net/features/genndy-tartakovskys-popeye-movie-afloat-with-king-features/

まだ、企画段階とはいえ、動き出しているのが事実であれば遠くない将来、ソニー・ピクチャーズ。・アニメーションがゲンディ監督の『ポパイ』が見られるのかもしれません。
『モンスター・ホテル』は惜しいですが、その分、ゲンディ監督には『ポパイ』に全力を注いでいただき、ぜひこの難産な『ポパイ』を新たな作品として世に送り出して欲しいです。

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