【ライター情報】ゴアフェス Vol.3 from HELL 12/10【ヒロシニコフ】

今回で3回目になるインディーズ上映イベント、ゴアフェス。
12/3に開催される前夜祭に引き続きイベントにはナマニクさん、佐々木勝己監督が登壇。更には今回上映されるラバーズ・ラヴァーの監督である福居ショウジン監督も登壇予定。

イベント詳細
『ゴアフェスvol.3 from HELL』
開催場所:池袋 新文芸坐
朝まで見続けるオールナイト形式!

その他詳細は12月3日に新文芸坐HPにて更新予定!
公式HP:https://www.shin-bungeiza.com/

上映作品情報

ゴアフェスVol.3では4作品が上映予定。
下記にて作品のストーリーや詳細をイベントの主催であるヒロシニコフさんが紹介しています。

ラバーズ・ラヴァー

ストーリー

人間をラバースーツに包み、特殊な音を聴かせることで潜在能力を解放するという実験が行われた。やがて、驚くべきパワーを得た被験体は、実験を行った博士たちに牙を剥く。

美しく破壊的な伝説が、時を超えてスクリーンに復活!

『ピノキオ√964』(91)で世界に衝撃を与えた福居ショウジン監督が再び放つ、サイバーパンク・バイオレンス!
ロッテルダム国際映画祭で賛否を巻き起こしながらも、国内の映画館では広く公開されず、またディスク化もされていない「幻の傑作」がいま蘇る。全編モノクロ映像で描かれるSFガジェットや、絶叫とノイズに満ちた倒錯世界は、制作から26年が経過した現在も全く色褪せない破壊力を保っている。

主人公を演じたのは『激怒』(2022)での熱演も記憶に新しい川瀬陽太。さらに「東京グランギニョル」の飴屋法水が助演を果たし、作品世界に妖しい魅力を充満させている。デストラクティブな映像世界、崩壊する音像、異色キャストの熱演、暴発寸前の演出が渾然一体となった〈映画の暴力〉をスクリーンで体感せよ!

1996年/日本/90分
監督:福居ショウジン

ネイルズ

ストーリー

近未来のロシア。色彩感覚を失い、不眠と頭痛に悩まされる殺し屋は、自らの脳に五寸釘を打ち込むことで「新たな世界」への扉を開ける……。

サイバーパンク×アシッドサイケ×ゴア=『ネイルズ』!

ロシアン・ホラーのエクストリーム映像派再先鋒、アンドレイ・イスカノフ監督(『ナイフの哲学』)、衝撃のデビュー作!
エッジの効いた編集と、サイケデリックな色彩感覚、プラクティカルな残酷特殊効果を独特のリズムで紡ぐかつてない映像体験。『鉄男』(89)『π』(98)に次ぐビジュアル・ショックと世界で評された作品が遂に本邦初上陸。監督承認のうえ、新たに色調整・リマスターを施した最新版!

2003年/ロシア/62分/原題:Гвозди(Gvozdi)
監督:アンドレイ・イスカノフ

ザ・テイント 肉棒のしたたり

ストーリー

「女が憎い!」。ある日突然、男たちが発狂し女を襲いだした! それは水の汚染が原因であった。水を飲んだ男性は、女性への憎悪が止まらなくなり、女を見るや殺しにかかるミソジニカル・キラーと化す。溢れる殺意、轟く悲鳴、揺れる男根。世界は暴力と狂気が渦巻くカオスへと叩き込まれる。事態に全く気付いていなかったマイペース男子高校生フィルは、サバイバルを心得る女性ミサンドラと出会い、安全な地へと向かうのだが……。

『哭悲 The Sadness』(22)がスマッシュヒットを遂げた本年だからこそ、観ておきたい映画がある!

『哭悲 The Sadness』よりバカバカしく、『マッド・ダディ』(17)より凶暴で、『処刑軍団ザップ』(70)よりゴアな映画、それが『ザ・テイント 肉棒のしたたり』だ!
全編に渡って異様なハイテンションに満ち、不可思議なギャグ、そしてパワフルな人体破壊ゴアが連続する狂気の大怪作。その過激さから日本公開が見送られ続けてきた本作が、ようやく映画館で初上映!

バカバカしい一方で、女性と男性の対立や、ミソジニスティックな視点への問題提起を切れ味鋭く行っている点も、現代の世に生きるものとしては見逃せない。


2011年/アメリカ/70分/原題:The Taint
監督:ドリュー・ボルディック

新ゾンビ

ストーリー

ルシファーより先に堕天した天使が存在した。その名はプリムトス。時代と場所を超えて出現し、人心を荒廃させ戦争を巻き起こし、死者を復活させるプリムトスは人類の脅威となり、そして封印された。だが、永きに渡る封印を青年マティアスが解いてしまった! プリムトスは復活し、死者は蘇り人間を喰らい始める。果たして人類は生き残ることができるのか?

オラフ・イッテンバッハが16ミリで撮影したスプラッター超大作『新ゾンビ』がここに復活!

ビデオ時代に大きな話題を呼び、圧倒的な残酷描写の連続と共にその名を多くの人々の脳裏に刻んだ、スプラッター史に残る傑作。しかし、日本ではディスク化されることなく、視聴の機会に恵まれない作品となっていた。

今回の上映にあたっては、オラフ・イッテンバッハが正式に承認しているバージョン(現在流通している「エクステンデッド・ディレクターズカット」とは異なるもの)を使用。飛び散る血肉、弾ける臓物、吹き飛ぶ人体を大スクリーンで堪能しよう!

1997年/ドイツ/106分/原題:Premutos: Der Gefallene Engel
監督:オラフ・イッテンバッハ

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