ゴキブリコンビナートを観よう!〜キタナイ、キケン、キツイの “3Kミュージカル”を観てきたぞ〜

ガトリングチワワ

ゴキブリコンビナートとは

劇団ゴキブリコンビナート、通称:ゴキコンとは…キケン・キタナイ・キツいの“3Kミュージカル”を旗印にパフォーマンスを行う1994年に結成された劇団である。

アングラな表現活動や観劇が好きな方の間では、その独特なパフォーマンスで広く知られている劇団だが、先日(2026/04/21)バキ童チャンネルにて公開された動画にて、バキ童ことぐんぴぃ氏の口からそのパフォーマンスの特異性や面白さが語られたことにより、大きく注目を集めている。

先日、そのゴキブリコンビナートによるミニミュージカルが都内で公演され、今話題の劇団のパフォーマンスを間近で体験することができた。
本稿では、実際に体験した“3Kミュージカル”の様子をまとめると共に私(ガトリングチワワです)が感じた内容をまとめていこうと思う。
「ゴキコンって気になるけど、ちょっと怖そう…」と思っている方が公演に足を運ぶ後押しとなれば幸いである。

2026.5.31三軒茶屋ヘブンスドアにて実施された対バン形式のイベント「beyond underground」のトリを飾ったのがゴキブリコンビナートだった。

狂ったOLって何だ!?ゴキコンとの出会い

本イベントについて語る前に、私とゴキブリコンビナートの出会いについて少々語らせて欲しい。
2018年、Twitter上で「狂ったOL」というキャラクターが話題になっていた(私のTL上だけでかもしれない)。
毎年11月の酉の日に新宿花園神社で開催される祭り「酉の市(大酉祭)」には見世物小屋が出店されるのが恒例となっている。
その見世物小屋での演目の一つとして、自身の身体にホチキスを打ち込むパフォーマンスを行う狂ったOLが出没したという情報を目にした。

見てみたいッ…!!狂ったOLを見てみたいッ…!!!!

しかし、その情報を得た時点で酉の市は終了していたためその願いは叶わなかった…

翌年2019年、自分にとって初めての酉の市。そして1年待ち侘びた狂ったOLとの対面に胸躍らせて見世物小屋へと足を運んだ。

ん…?何か聞いていたパフォーマンスと違うぞ…?

TL上を賑わせていた過激なパフォーマンスは無く、割と普通の手品くらいの内容だった。
その後、見世物小屋について情報を収集したところ、複数の団体が公演を行っており、前述の狂ったOLを始め、ヤモリ女串刺し男など過激なパフォーマンスを行い話題となっているのが「ゴキブリコンビナート」という劇団だということが明らかになった。
つまり、狂ったOLを見るためにはゴキコンが実施している回の見世物小屋に行かなければならないということだ。

そして、2019年の次にゴキコンが見世物小屋を行ったのは2022年。この年は都合がつかず見ることは叶わず…そして、その次は2024年だった。

来たぜ!酉の市2024!!

Twitterにて酉の市2024の見世物小屋にて狂ったOLが上演されたとの情報を得て、5年越しで観られることに胸を躍らせながら見世物小屋へと足を運んだ…!

ん???

狂ったOLがいない!!!!

たまたま狂ったOL不在の日に来てしまったのだ。なんでだ。悔しすぎる。

消化不良気味ではあるものの、その他の演目もTwitterで伝え聞いていたように、頬を串刺しにしたり虫を食べたりと特殊で過激なパフォーマンスであり、非日常な空間はとても刺激的だった。

これが、私とゴキコンの出会いだ。つまり、今年5月のイベントは私にとってゴキコンの2度目の鑑賞であると同時に、見世物小屋以外での彼らとの初めての出会いとなった。

3Kミュージカルのリアル

ゴキコンの演劇は客席を巻き込んだような演目が多く、液体が飛んでくるため任意でカッパを購入することができるといった内容が先述のバキ童チャンネルでの動画内でも語られていた。
実際どうだったかというと、今回上演されたのは劇場ではなく比較的キャパが少なめのライブハウスということもありステージ上のスペースはさほど広くはないため、ほぼフロアで演じられていた

ステージ・フロアの垣根なしに目の前で繰り広げられる演劇は迫力があり、少量ではあるが事前情報通り液体が飛び散る場面もあった。

演じられたミュージカルは「禁断の不協和音」というタイトルで

覚えている範囲でざっくりとあらすじを紹介すると、とあるバレエ団のピットオーケストラの一員として所属するバイオリニストがバレリーナに恋をした。
そして、バレリーナ特有のアクロバティックなSEXができるようになるために、他のオーケストラの仲間と共に身体が柔らかくなる禁断の不協和音を奏でる…といった内容であった。

意味不明である

しかしながら、先の展開が全く予想できない上に、小道具が壊れるほどの激しい演技、更に演者がどこから出てきてどのように動くかも予想不可能(観客の入場口から演者が出てきたりもする)なため、常に緊張感がありカオティックな演劇だった。

また、今回の演目に関しては、前述のあらすじのようなナンセンスギャグ的な要素の他、伊藤潤二やデヴィッド・クローネンバーグ的なボディホラー要素を含み、シナリオや表現としての魅力も強かった。
四季や宝塚等のメジャーな演劇しか経験のない観劇初心者の私は、これまでにないエンタメ体験に衝撃を受けると同時に、今回生でこの公演を見ることができて良い経験になったと強く感じた。

ゴキコンが旗印としているキタナイ、キケン、キツイの “3Kミュージカル”の観点で考えると、謎の液体が飛び散ったり、すごくリアルなチンポの小道具があったり、破壊活動があったり…と、確かにそれぞれの要素は満たしているものの、そこに不快感は少なかったように思う。

今回の公演は対バンイベントでのショートな演目だったため、イレギュラーな内容だったかもしれないが、ネット上で伝え聞いていたものよりもアングラ感は少なく比較的キャッチーな内容だったと思う。

しかし、感じ方には個人差があると思うので、そうしたエロ・グロ・ナンセンスな要素が苦手な方はご注意いただきたい。

次回の公演の予定としては、10月18日〜21日に本公演を予定しているとのことなので、少しでも興味のある方にはぜひ実際に生で観てみることをお勧めしたい。
今回の体験を経て「また観たい」と強く思ったので、本公演の際は私もまた足を運んでみようと思う。

狂ったOLも早く見たいんだけどな。

 

ゴキブリコンビナート公式HP

https://goki-con.com/

 

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