どうもこんにちはえのきです。
前回紹介した『海底47m 古代マヤの死の迷宮』に引き続き、また新たなサメ映画が日本に上陸!
2020年8月6日に最新サメ映画『ランドシャーク 丘ジョーズの逆襲』がついにリリースされました!
原題もそのまま『Land shack』です。
監督はムービーナーズでも以前紹介した『フランケンジョーズ』を生み出したZ級映画界の奇才マーク・ポロニア監督。
人によってはこの時点でワクワクが止まらない最高のサメ映画となっています。
それは飽くなき狂気の怪物『フランケンジョーズ』(記事リンク)
本作、日本の一部のサメ映画に人生を狂わされた有志たちによって翻訳、DVDビデオソフトメーカーであるコンマビジョンへの熱い提案が行われ、クラウドファウンディング応援企画を経てリリースされたという異例の作品。
製作が2017年のため、2020年、三年越しにサメ映画(の一部の狂人)の悲願がついに達成されたといえます。
まさしく2020年からのサメ映画の新たなスタイルを切り開くサメ映画と言えるでしょう。
さて、それでは主役であるサメを紹介しなくては何も始まりません。
それでは2020年リリース、最新サメ映画のサメ、ランドシャークの登場だ!!!!
なんだよ!!!!!!!!!丘ジョーズって!!!!!!!!!!
もう全てを説明した気になっていますが、あらすじにいってみましょう。
刮目してみよ!これが2020年最新サメ映画だ!
『ランドシャーク』もはや存在そのものが異様とも言えるサメ映画でありますが、これがなかなか憎めない。
はい、そうです。こういうサメ映画を私は待っていました。
陸ザメという単純明快なコンセプト、見るからにチープなサメ、荒唐無稽な設定、妙に牧歌的な雰囲気の映像、その全てがトンチキ。
サメ視点が魚眼レンズを使っているのか異様に見にくいカメラ回しであったり、当然のように謎の鳴き声をあげるサメ、右から左へサメに喰われていくモブたち、その全てが歪と言えますがそれがまた完璧な“味 ”になっています。
大筋では脱走したサメたちを追うルシンダとフォスター博士のパートと、道中の至る所でサメに喰われる民間人のパートが繰り返される形なのですが、2020年にリリースされるとは思えない絶妙な味わい深い映像の数々で楽しくなってしまうこと間違いなし。
近年のサメ映画『ハウス・シャーク』ではサメが光線銃を装備していましたが、本作では人間がレーザー銃で武装。
リアリティラインなんてサメにでも喰わせておけ、と言わんばかりの強気な姿勢。
作中でレーザー銃と言われたらそれはどう見てもレーザー銃なのです。
当然本作のメインウェポンのためこれでサメを撃退します。
「しっかりした映画」として見るのならばおおよそやらかしてはいけないことをやらかしまくっているのでは?という独特の緊張感のない空気感が常時本作に漂っているのですが、そんな空気感が「ああ、サメ映画を見ているんだなぁ……」としみじみしてしまう実家のような安心感があります。
それでいて「この映画の主役はランドシャークだからね!わかってるよ!」と言わんばかりに定期的にサメが出てくるのでこれが意外と飽きさせない作りになっています。
また、監督の前作、『フランケンジョーズ』と共通したキャストや同様の炎の映像効果に妙な一貫性を感じてしまい憎めない……
そして物語の終盤ではまた新たな驚異が誕生するなど物語のヒキもばっちり。
陸ザメを超えた新たなモンスターが誕生。陸ザメに続く、遺伝子操作の果てに生まれたモンスターとは一体!?
本当に、なんなんでしょうね……
そんな最新サメ映画『ランドシャーク 丘ジョーズの逆襲』
現在上映中の最新のサメ映画『海底47m 古代マヤの死の迷宮』と双璧を成す2020年サメ映画夏の陣と言えるでしょう。
「最近普通の映画しか見てないんだよな……」という方は是非!驚異の映像体験なので!
それではまた次回!
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