精通エピソードコレクターによる精通映画レビュー『まく子』

 ナ月だ。以前も言ったが精通エピソードコレクターをやっている。精通シーンがある映画のレビュー、もとい映画の精通シーンのレビューをやるぞ。
 ちなみに前回の精通映画レビューはこちら!

 以前映画『ごめん』の精通レビューを書いた際に「精通映画があったら教えてくれ」といった旨のことを書き添えたら、読者の方から一本の映画を教えてもらった。

 それが『まく子』だ。つい最近の映画じゃないか、知らなかった。

※以下、画像は予告編より引用

(c)2019「まく子」製作委員会

 まく子。なんだそのタイトルは。全然ピンとこない。タイトルから内容が全然想像できない。『エルム街の悪夢』とか『ジョジョの奇妙な冒険』とかなら「ああ、エルム街で悪夢がおこるのだなあ」とか『きっとジョジョが奇妙な冒険をするのだなあ』と想像できるが『まく子』ときたもんだ。
まく子……わかんねえ。「巻く子」か? あるいは「膜子」か。「魔苦子」とかかも知れない。

 得体が知れないが、唯一の精通映画情報を見なかったことにするわけにはいかない。俺はその『まく子』を見てみることにした。アマゾンプライムで見放題だぞ(2021年7月現在)。

『まく子』見てみた

 あーーーー良いですね、地方が舞台の変な女子と思春期の男子のボーイミーツガール映画。

 舞台は山間の温泉街。風情、あるな~~。主人公の「サトシ」の家が温泉旅館で、変な女子「コズエ」の母がそこに住み込みで働くことになったので、変な女子コズエとサトシが一つ屋根の下暮らすことになるわけよ。キャーー!!

(c)2019「まく子」製作委員会
サトシくん。悩める少年でよく尻を出す。

 サトシと同い年だけど、サトシよりちょっと背が高くて顔が良くてやたらと距離が近い上に、自称宇宙人の変な女、コズエ。あーーーー良い設定だ。嬉しい。

 そんなことを思いながら見てたらコズエがなんかよくわからないタイミングで枯葉をばら撒き出した。この映画にはコズエがものをばら撒くシーンがやたらある。そうか、「まく子」ってそういうことか。「撒く子」か。そうきたか。いや、全然わかんねえけどさ。べつに最後まで一度もまく子って呼ばれねえし。

(c)2019「まく子」製作委員会
コズエ。自称宇宙人で可愛い。

 まく子星人は地球人類と違って、体を構成している細胞が変化しないらしい。地球人類のように老いたりしないのだという。

 よって寿命では死なないが、ある時からなぜか個体数が増えすぎてしまい、希望者は死ねるようになったのだ。しかしまく子星人は死がどんなものだかよくわからないので地球に死の観察にきているのだ。と、コズエは言う。こえーよ。

 ぶっとんでいる設定だが、この自称宇宙人の「体が変化しない」という設定が、体が変化しまくる時期の思春期のサトシとの対比になっている。すごい設定だなと思っていたけど意外とちゃんとしてるな。なるほど。

(c)2019「まく子」製作委員会
地球人と宇宙人のコンタクトの図。

 この映画はたびたびサトシの尻がうつる。美尻だ。サトシは何のために尻を出しているのかというと、ちんちんの確認をしているのだ。思春期のちんちんは形が急速にグロくなり毛が生えていくからな。男性は覚えがあるだろう。
 サトシの周りの大人の男はロクデナシしかいないので、サトシには「大人になりたくねえ~」という気持ちがある。わかる。俺ももう32歳だけど大人になりたくねえ。
 サトシの思いに反してモリモリ成長していく体。まく子星人にはわからない悩みだ。
 ちなみにサトシの父親役の草彅剛さんのロクデナシ男演技がかなり良い。セクシーなロクデナシだ。

(c)2019「まく子」製作委員会
草彅剛さん演じるダメ親父、良すぎる。

 さて、肝心の精通シーンだよ。地球人類は精通するんだよ。ここに関してはガッツリネタバレさせていただく。

 さとしの精通は「夢精」に分類される。
 夢精とは寝ている間に夢を見て射精してしまうやつだな。

 さとしは「なんかこずえにめちゃめちゃ大量の白い砂を手に乗せられる」という不思議な夢を見る。そして白い砂が大量すぎて手から零れた瞬間に夢精で精通を迎えて飛び起きるのだ。

 目覚めてちんちんを確認するシーンにわざとらしく入れられた「ネチョ」という音が生々しい。泣きながらパジャマを洗うシーンまで入れられている。以前紹介した『ごめん』と比較するとえらくウェットな精通シーンだ。

 夢精、俺は残念ながら経験したことがない。
 だが俺の元に送られてきた精通エピソードのデータから「必ずしも夢精時にみる夢はエロい夢であるとは限らない(エロい夢が多くはある)」「夢精で精通を迎える時の夢はなんだか象徴的であることが少なくない」ということがわかっている。
 象徴的な夢の例をあげると

「東京タワーのてっぺんからおしっこする夢」
「ロケットが発射する夢」
「火山が噴火する夢」

 などだ。受け止めきれずに手から白い砂が溢れるという本作のさとしの夢精精通シーンも、かなりそれっぽい。精通を象徴しているような夢だ。

「わかってんなあ」と思いながら見たので後に原作者も監督も女性と聞いて驚いた。わかってんなあ。

 精通シーンの後、父親(演:草彅剛)にちんちんのことで相談するシーンがとても良い。ロクデナシの父親のことを初めて「先に大人の男になった先輩」として見て接するシーン。ついでに草彅剛さんの尻も見られるぞ。

(c)2019「まく子」製作委員会
カメラの下では尻が出ている。

 派手な映画ではないが、温泉街のなんかいい雰囲気。変な女子とのボーイミーツガールに。精通。そして草彅剛さんの尻。あとはまく子が可愛いのでオススメだ。『まく子』

 他に「精通のシーンがある映画知ってるぜ」という方はこっそりナ月まで教えてくれ。

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