知らぬ者はいないに違いないスーパー有名殺人鬼映画『13日の金曜日』シリーズを題材にした非対象オンライン対戦ゲーム『Friday the 13th:The Game』の販売が年内いっぱいで終わると発表があった! なんてこった!
これ。
なんか脚本家と権利を管理していた会社で争いがあって、それに巻き込まれたらしい。販売は2023年12月31日までで、少なくとも2024年いっぱいはこれまで通り遊べる、らしい……それ以降はわからない……。
そういうわけなので、めちゃめちゃ安くなったりしている。もう持っている人を除けば二通りの人間がいることになる。
「じゃあ滑り込みで買おうかな!」と思っている人間と「どうせ遊べなくなるなら買ってもな……」という人間だ。本記事は背中を押したり押さなかったりするぞ。
個人的には「13日の金曜日好きなら今からでも買っていいんじゃないの」というゲームだと思うので、その辺の要素を中心に紹介していこう。
『Friday the 13th:The Game』(フライデー・ザ・サーティーンス ザ・ゲーム)は映画「13日の金曜日」をモチーフにした非対象オンライン対戦ゲームだ。こんなところ読んでるやつには説明するまでもないだろうが、殺人鬼ジェイソンが人を殺すやつだ。
基本的にはジェイソンを操作してカウンセラーを皆殺しにするか、カウンセラーを操作して協力して逃げるか、オンラインで対戦するぞ! みたいなゲームだ。マッチが成立するとかなり楽しい。
ところがサービス終了するまでもなく、最近はなっっっっっっっっっっっっかなかマッチングしない。発売からそこそこ経つゲームなので仕方ないが。
ゲームを持ってる人と事前に連絡をとるなどしないとまともなオンライン対戦は難しい。カウンセラー7人とジェイソン1人を集めるのはかなり骨が折れるだろう。コミュ障には無理だ。マッチングさえすれば楽しいのだが、オンライン対戦の魅力の紹介は今回は省略する。
「じゃあ買わなくていいや!」と思うのは待ってほしい。決めるのは俺の話を最後まで聞いてからでも遅くはないぞ。
本作にはオフラインプレイモードがある。これが結構楽しい。770円(2023年6月22日時点でのPS Storeでの価格)分は楽しいと思う。
オフラインモードはさすがにサービス終了後も遊べるのではないだろうか。たぶん。(わかりません。願望を述べています)
シングルプレイ
まずシングルプレイモード。オンライン対戦同様にジェイソンを操作してbotが操作するカウンセラーと対戦するモードだ。ちなみにカウンセラー側はシングルプレイできない。
松本梨香さん演じるパメラ(ママ)の声に導かれながら大暴れするのはかなり楽しい。スクショのジェイソンは5のやつだからパメラはママじゃないけど。
映画みたいに理不尽に壁突き破ってドーンみたいなのもできる。
ベッドを槍でズボーーーー!! シングルプレイでジェイソンごっこをするだけでもまあまあ楽しい。
翻訳もなんか可愛いし。
チャレンジ
シングルプレイを一人で黙々遊ぶのもそこそこ楽しいが、もっと楽しいのはチャレンジモードだ。
チャレンジモードはより緊張感と没入感のあるジェイソンごっこが楽しめる。各シナリオにはジェイソンとしてやるべきチャレンジが設定してある。そして一部のチャレンジをこなすと特殊なムービー演出が入る。これが楽しい。
たとえばこのおしっこをしているやつ。前の画面の上から二つ目のチャレンジ対象だ。夜の森でおしっこをしたら後ろからジェイソンに殺されるのは自然の摂理。
背後に忍び寄ると髑髏のボタンが出てくる。
ズボォーーーーとかなり景気のいい殺人シーンが見られる。チャレンジモードはこんな感じで、映画さながらの殺人シーンを自分の手で再現できる。
こだわりの殺人シーンの数々が、13日の金曜日の新作が全然こなくて飢えた脳に染み渡る。
問題点としては、やたら難しいチャレンジが多い。ジェイソンもきっと苦労しているんだ。
バーチャルキャビン
三つ目のオフラインモードはバーチャルキャビン。見ての通りバーチャルなキャビンだ。
要するに映画のバーチャル資料館的なモードだ。オタク的にはこの辺のために買う価値がある。
こういう豆知識みたいなのがゴロゴロしている。
「13日の金曜日大図鑑」的なのを買ったと思えば770円はお買い得と言える。
そのほかジェイソンポイント
このゲームは作り手の「俺たちはマジで13日の金曜日が好きすぎて仕方ないんです」という熱がすごい。上のジェイソンのモデリングの細かさからもそれが伝わると思う。
さらに使えるジェイソンの種類がすごい。
2のまだホッケーマスクじゃないやつ。
お馴染みの3のやつ。
4。頭がマスクごとかち割れてる。
5。こいつもジェイソンを名乗っている。
この調子で2〜9までのジェイソンがそれぞれ使える。さらには映画の雰囲気に合わせて能力や武器までもが微妙に違うこだわりっぷり。走れたり走れなかったりする。
レベル〇〇でアンロックと書いてあるように、このゲームには成長要素がある。プレイしていれば上がるが、買ったばかりの時にすでにあんまりマッチングしなかったので全然アンロックできていない。しかしこのレベルはシングルプレイでも上がるので使えない心配は要らない。(最初から全部使わせてくれとは思う)
とりあえず推しジェイソンのパート7ジェイソンまで解放した。鎖がついてたり程よく朽ちていたりしてめちゃめちゃかっこいい。
ジェイソンX版のメタルジェイソンが欲しかったな。なんでいないんだ。
ローディング画面まで楽しい。
愛が込めっ込めに込められている。
他にもBGMや効果音など、とにかく作ってる人間は13日の金曜日が好きで仕方がないことはめちゃめちゃ伝わってくるゲームだ。
・もうbot相手でいいからジェイソンごっこがしたい!
・資料集として持っておきたいぜ!
・映画全然新作やらないし、この際ゲームでもジェイソンの殺人シーンが見られるなら!
映画原作ゲームにおいて「ファンなら買い」はマジの意味で使われる場合とネガティブな意味で使われる場合があるが、本作は前者だ。ファンなら今からでも770円分は楽しめるだろう。
めちゃめちゃ運が良ければ、まだオンライン対戦も遊べるかもしれないぜ。
商品情報
タイトル名:フライデー ・ザ ・13th: ザ・ゲーム (日本語版)PlayStation®Hits
Friday the 13th:The Game PlayStation®Hits PS4パッケージ
ハード PlayStation®4
ジャンル:鬼ごっこ
プレイ人数:ジェイソンVSカウンセラー7名の最大8名
操作方法:DUALSHOCK4
発売日:2019年8月8日
価格:1,990円
※ダウンロード版は販売価格2,189円(税込)となります。
CERO:Z
(公式HPより引用)
日本版公式HP:https://www.natsumeatari.co.jp/friday-the-13th/
steam:https://store.steampowered.com/app/438740/Friday_the_13th_The_Game/?l=japanese
switch:現在販売停止中(接続不良のため再開の可能性あり)
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