向上心は捨ててきた!初心者が下手くそのまま格ゲーを楽しむ『ストリートファイター6』絵日記

吉田輝和

「子どもの頃、地元は格ゲー激戦区で鍛えられた」みたいな話を聞いたことがありますが、僕が子どもの頃、僕を含む周囲の格ゲーレベルはそりゃもう低かったです。どれくらい低かったかと言うと……

こんな有様でした。

そして現在の僕の腕前は、3回に1回くらいは昇龍拳のコマンド入力に成功できるレベル……つまり超初心者です。

これは、格闘ゲームは好きだけど、一人で黙々とコンボの練習をするやる気も、対人戦で勝った負けたを繰り返す向上心もない僕が、一切研鑽を積まずに下手くそなまま『ストリートファイター6』を満喫するプレイ絵日記です!


本作には大きく分けて3つのモードが存在する。
従来の対戦モードである「FIGHTING GROUND」、オンラインで他のプレイヤーとのコミュニケーションやバトルが楽しめる「EXTREME BATTLE」。そして「WORLD TOUR」は、オリジナルアバターを作って『ストリートファイター6』の世界を自由に旅をする、アクションRPGのようなシングルプレイ専用のモードだ。

今回の絵日記では、対人戦は一切せず、この「WORLD TOUR」をお届けするぞ。

早速アバターを作ろう!各パーツはかなり細かく作り込めそうだな。

ふくらはぎだけマッチョなキャラや、腕だけやたらと長いギャグみたいなキャラも作成可能だ。

僕が作ったのは、筋肉質でモヒカンの普通体型のアバターだ。名前をつけて完成!

かつて武闘組織マッドギアに支配されていた犯罪都市、メトロシティ。前市長のマイク=ハガーの政策により、今では安定と平和を取り戻していた。しかし、誰よりも強くあろうとする者たちは今も健在で、主人公もその一人であった。

物語の舞台は、『ファイナルファイト』シリーズでお馴染みのメトロシティ!この街を自由に探索しながらゲームを進めていく。かつて犯罪都市だっただけあって、一般住民の方々も良いガタイをしてらっしゃる。

というか、街を歩くほとんどの住人とバトルが出来る。RPGでいうところのシンボルエンカウント式のザコ敵と戦うようなシステムで、話しかけるとバトルを申し込めるのだ。

戦えば戦うほどレベルが上がり、体力などのステータスが上昇する。対戦相手のレベルは頭上に表示されているので、自分よりレベルが高い住民には近寄らないようにしよっと。

フィールド上にはリュウや春麗といったお馴染みのキャラクターも居る。彼らに弟子入りすることで、師匠のバトルスタイルや必殺技が使えるようになるのだ。

春麗のごめんねポーズをモヒカンのおっさんがやると「すんません、ちょっと通りますよ。へへっ」って感じにしか見えないな。

習得した技はバトル中以外にフィールドでも使用できる。波動拳で木箱を壊したり、スピニングバードキックで池の間を飛び越えたりと、ユニークな使い方が可能だ。

本作には、従来の操作に加え、複雑なコマンド入力をしなくても必殺技が出せる操作方法がある。

従来操作である「クラシックタイプ」は、パンチとキックそれぞれ弱・中・強がある計6ボタンだが、「モダンタイプ」ではパンチとキックの打ち分けがなく、弱・中・強・必殺技ボタンの計4ボタンとシンプルだ。

加えて、方向キーと必殺技ボタンを押すだけでコマンド技が発動するので、格闘ゲーム初心者向けの操作になっている。

3DSで発売された『スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』にも、画面タッチをするだけでコマンド技が出せるLITE操作モードが存在していた。

しかし、タッチパネルを使うところがいかにも初心者向け操作っぽくて「僕はそこまで初心者じゃないもん!」という謎のプライドが邪魔してほとんど使うことはなかった。実際はそこまでの初心者だったのだが。

「モダンタイプ」でも通常のコマンド入力で技が発動するので、従来操作と地続き感があり、変なプライドをこじらせることないのがいいね。複雑な初心者心をよくわかっている操作タイプだ!

対戦中にアイテムを使って体力を全回復させたり、師匠を呼び出して一緒に戦ってもらったりも出来るので、僕のような初心者でも高いレベルのCPUを倒せるのも嬉しいね。

装備できる衣装は見た目が変わるだけではなく、装備に応じて能力も上昇する。対戦中に使えるアイテムも買えるので、ホント初心者にとっては嬉しい限りだ。

また、師匠に話しかけたりプレゼントを送ったりして仲を深めると、思わぬ話が聞けることも。上のスクリーンショットは、プレイヤーの間で貧乏キャラと思われていることを知ってか、スマートフォンの存在を知らないフリをするリュウだ。可愛い。

実際のリュウは、大会の賞金などはケンが管理しており、お金に執着がないだけで実は結構金持ちっぽいな。ケンが勝手に資産運用してめっちゃ増やしてくれてそう。


現在は「WORLD TOUR」モードだけで30時間ほどプレイしています。レベルや装備品の存在もあって、アクションRPGのように楽しめました。

師匠の話を聞いたり、街中で特定のキャラのそっくりさんを探したりと、遊び心に溢れたシングルプレイ専用のモードでしたね!

操作方法が学べるサブミッションも充実しているので、「WORLD TOUR」モードをクリアする頃には、脱初心者!とまではいかないかもしれませんが、オンライン対戦でもある程度戦える腕前にはなれるかもしれません。

巨大なゲームセンターのようなフロアで他のプレイヤーと対戦・コミュニケーションが楽しめる「BATTLE HUB」では、他のプレイヤーの戦いを観戦できるのも良かったですね!

観戦してるだけで対人戦は一切しておりませんが!

本作は、格闘ゲームの入門としても最適だし、僕のように完全にシングルプレイ専用として「WORLD TOUR」モードで遊ぶだけでも楽しめます!

ストリートファイター6公式サイト:https://www.streetfighter.com/6/ja-jp
PS5 PS Store:https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0102-PPSA02634_00-SF600000STANDARD
PS4 PS Store:https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0102-PPSA02634_00-SF600000STANDARD
XBOX Game Store:https://www.xbox.com/ja-jp/games/store/Street-Fighter-6/9PMRKZ2H293T
Steam:https://store.steampowered.com/app/1364780/Street_Fighter_6/

前回のおじさん

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