「フランス映画祭2020 横浜」
今年6月に開催予定だったものの新型コロナウィルスの影響で冬の開催となった「フランス映画祭2020 横浜」が、2020年12月10日(木)〜13日(日)にみなとみらい21地区、イオンシネマみなとみらい他でついに開催となる。
12/25(金)劇場公開の、アヌシー国際アニメーション映画祭グランプリ受賞『FUNAN フナン』をはじめ
2019年公開され日本でもファンが多い『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』の監督であるレミ・シャイエ監督による最新作で、アヌシー国際アニメーション映画祭2020グランプリ受賞作品『カラミティ(仮)』
話題のアニメ作品の他、多数の注目作が4日間に渡って公開される本企画、ここでしか観られないような作品も多く、フランス映画・アニメファンのみならず見逃せないイベントだ。
また、本イベントに併せ12月5日(土)~18日(金)の期間限定で、ブリリア ショートショート シアター オンラインにて、最新のフランス短編映画6作品が無料で公開されるため、こちらも要チェック。
「フランス映画祭2020 横浜」開催概要
【期間】
2020年12月10日(木)~12月13日(日)全4日間
【会場】
横浜みなとみらい21地区 イオンシネマみなとみらいほか
【プログラム】
フランス映画最新作10本の上映
【チケット】
一般1,800円、大高中生1,200円、小学生:500円、乳児&幼児無料(※座席使用の場合500円)
イオンシネマe席リザーブ、または劇場窓口にて販売
【公式サイト】 https://www.unifrance.jp/festival/2020/
短編フランス映画6作品オンライン公開
配信サイト | ブリリア ショートショート シアター オンライン 特設ページ https://sst-online.jp/magazine/9184/ |
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配信期間 | 12/5(土)10:00〜12/18(金)10:00 |
『真西へ』(Plein Ouest)
監督:Alice Douard/フランス/17:00/コメディ/2019
9歳のマチルドは、バカンスの終わりを友人たちと海辺で楽しんでいる。すると、彼女の父親が、彼らのある遊びを曲解してしまう。
『アデュー』(Un adieu)
監督:Mathilde Profit/フランス/24:00/ドラマ/2019
フランスの海岸沿いを走る一台の車には、パリの学校で新生活をスタートさせる娘と、彼女を送り届ける父が乗っている。娘はもうすぐ思春期、そして父親にも別れを告げることになる。最初でおそらく最後の2 人きりのドライブ。特別なことはないかのように振る舞う父娘に、別れのときが迫る。マティルド・プロフィの監督デビュー作。思春期の終わりにさしかかり、父親との関係が変わる時期に特有な感覚を、視線や沈黙、不器用な言葉を通して繊細に描き出す。
『音楽家』(Navozande, le musicien)
監督:Réza Riàhi/フランス/14:56/アニメーション/2020
1219年、ペルシャは、ジンギス・ハーン率いるモンゴル軍の残虐な襲撃に遭う。多くの民が殺され、または奴隷として拘束された。40年後、モンゴル軍は一帯を制圧、戦いはなくなり、ペルシャはモンゴルの支配下に落ちた。中には、人生を変えてしまった最初の襲撃の悲惨な記憶を忘れられないものもいる。
ある若い音楽家もまた、モンゴル軍の襲撃により恋人と引き離されてしまう。50年後、彼は演奏を国から命じられ、モンゴルのとある城へ出向くことに。そこで、強制労働を強いられていた生き別れの恋人と、再会するのだった。
『岸部』(Rivages)
監督:Sophie Racine/フランス/8:21/アニメーション/2020
ある小さな島に嵐が来る。風が吹き、黒い雲が空を覆い、雷が鳴る。やがて、雨が止み雲間から光がさす。
波が寄せては引くようなリズムで、この作品は、刹那の瞬間や感触を捉えようとする。海辺で、自然の感触をゆっくりと発見するような作品。
『思い出たち』(Souvenir Souvenir)
監督:Bastien Dubois/フランス/15:10/アニメーション/2020
10年間、アルジェリア戦争のアニメ映画を作ろうとしている。戦争に行った祖父に、戦争の話をしてほしい、とずっと思っていた気がするけれど、今はもう話を聞きたいのか、映画を作りたいのかすらわからない・・・。
『ローラとの夜』(La nuit, tous les chats sont roses)
監督:Guillaume Renusson/フランス/19:45/ドラマ/2015
17歳のアリスは、自分の身体に違和感を覚えている。インターンシップの面接の前日、普段だぶだぶの衣服を着ている彼女は、母親から女性らしいタイトなスーツを着るように勧められて反抗してしまう。そんな時、彼女はローラに出会う。
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『FUNAN フナン』は、ポル・ポト率いるクメール・ルージュに支配された1975年以降のカンボジアを舞台に、息子と離れ離れになってしまった母親チョウの激動の日々を描く。
監督、脚本はNetflixとの提携も発表された名門アニメーションスクール、ゴブラン・レコール・デュ・リマージュ出身のドゥニ・ドー。フランス生まれでカンボジアにルーツを持ち、自身の母親の体験を基に、クメール・ルージュの支配とカンボジアの人々の抵抗を描いた。
初の長編監督作品ながらアヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリを受賞し、エミール賞では脚本賞とサウンドデザイン賞を受賞した。アートディレクターには『怪盗グルーの月泥棒3D』で主要アニメーターを務めたミッシェル・クルーザ。声の出演には、主人公のチョウを『アーティスト』のべレニス・ベジョ、チョウを支える夫のクンを『グッバイ・ゴダール!』のルイ・ガレルが演じる。
作品のタイトルになっている‘フナン’とは1世紀から7世紀にかけて、現在のカンボジアやベトナム南部周辺で栄えた古代国家の名前、扶南(フナン)でもある。