大人気海外ドラマ『ザ・ボーイズ』原作コミック邦訳版第4巻発売!

ガース・エニスによる『ザ・ボーイズ』原作

2019年、配信開始から2週間でプライム・ビデオ利用者に最も視聴されたAmazonオリジナルドラマの1つ『ザ・ボーイズ』。

コスチュームを着たヒーローが空を飛び、マスクをつけたヴィジランテ(自警団)たちが夜を徘徊する世界では、彼らがヤリすぎないよう誰かが見張っていなければならない。そこに登場したのが「ザ・ボーイズ」だ――ビリー・ブッチャー、ウィー・ヒューイ、マザーズ・ミルク、フレンチマン、ザ・フィーメール、彼らは今日も“スーパーヒーローどものご乱行”に目を光らせる!

原作コミックは2006年から2012年の間に全72話(全12巻)刊行されたが、発行の経緯が少し複雑で、
最初は2006年にDC系列のWildstormから発行されたものの、継続がキャンセルされ、(DCからあまりにもアンチヒーロー色が強すぎると指摘されたことが原因とされている)その後、Dynamite Entertainmentに移り2012年に完結したという経緯がある。

ライターのガース・エニスはDCなら犬溶接マン変態性欲マンが活躍する『ヒットマン』、MARVELなら『パニッシャー』、特にパニッシャーがMARVELヒーローを皆殺しにするという衝撃作『パニッシャー・キルズ・マーベルユニバース』などの作品が有名で
ハードな作風やキャラクター、アンチヒーローの活躍が特徴の作家だが、『ザ・ボーイズ』も同様のテイストで描かれ、ヒーロー達の能力や活動に巻き込まれて大切な人を失うなどの悲劇に見舞われた人々の反撃の物語という、上記の作品と通じる部分のあるアンチヒーロー物語である。

そうした物語を描く原作コミックもAmazonによるドラマが大ヒットしたこともあり再注目され、日本国内では本日、邦訳本第4巻が発売日された。
邦訳版では原作2巻分を1冊にまとめており、邦訳4巻は原作「vol.7:The Innocents」「vol.8:Highland Laddie」を合本した内容となる。

ドラマもシーズン2が始まり、新たに盛り上がりを見せる中、原作コミックも同時に楽しんでみてはいかがだろうか!

『ザ・ボーイズ』原作4巻収録内容

The Innocents

本物のヒーローはどこにいる? 真実と正義を求める戦士であり、アメリカの擁護者であるヒーローは、物事を正すために戦い、見返りを求めないのか? ヒューイは“スーパードゥーパー”として知られるティーンエイジャーのヒーローに出会った時にその答えを知る。だが、このスコットランド人の知らないところで、ブッチャーはついに彼の秘密を知る。悲惨な計画が動き出し、スーパーヒーローによる大規模な伝道イベント「ビリーブ」で、ヒューイとアニーの関係は悲しい結末を迎える。そしてまもなく、「ザ・ボーイズ」自体も分解の危機を迎える…

Highland Laddie

ニューヨークでの激変的な出来事に心を揺さぶられたウィー・ヒューイは、故郷でスコットランドの半牧歌的な海辺の町、オーシュターランドルへ向かう。ヒューイの望みは、家族や友人のもとで過ごし、2年間の想像を絶するカオスについてじっくり考える時間を取ることだ。しかし、我らがヒーローの運はいつも光が差すよりも曇っていることのほうが多く、彼が切望する慣れ親しんだ環境は、思っていた通りとは限らない。古い仲間はすっかり見違えており、町を訪れたよそ者は悪事を企んでいる。ヒューイの最近の過去から、ある人物が片付けるべき問題を解決するためにやってきた。再び家に帰ることはできる。だが、帰るべきか否かは完全に別の問題だ。

著者

(作)ガース・エニス
北アイルランド生まれのアメリカ人コミックライター。イギリスでデビューした後、アメリカで数々のヒット作を生み出す。代表作は『Judge Dredd』、日本でも人気の『ヒットマン』他多数。『Preacher』と『Hellblazer』ではアイズナー賞ベスト・ライター部門を複数回受賞している。
(画)ダリック・ロバートソン
コミックアーティスト。DCコミックスとマーベルの両方で数多くの有名キャラクター作品を手掛ける。コミック原作者ウォーレン・エリスと組んだオリジナルSF『Transmetropolitan』は人気シリーズとなった。

(訳)上田香子
津田塾大学卒業。IT系の翻訳会社への勤務を経て、2017年にフリーランスの翻訳者として独立。主に海外ドラマやドキュメンタリー番組などの字幕翻訳を、また、『サンストーン』など海外コミックの翻訳も手がけている。
(翻訳監修)椎名ゆかり
米国オハイオ州ボーリング・グリーン州立大学大学院ポピュラーカルチャー専攻修士課程修了。英語圏のコミックス翻訳者、ライターを経て、文化庁参事官付芸術文化調査官(メディア芸術担当)。東京藝術大学非常勤講師。訳書に『ファン・ホーム-ある家族の悲喜劇-』『ブラック・ホール』『アメリカン・ボーン・チャイニーズ』『ナンシー』『モンストレス』他。

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