PS3版のSAWのゲームを持っている。


あの名作ソリッドシチュエーションスリラー映画「SAW」シリーズのゲームだ。ただ日本での販売はなかったゲームなので、残念ながら日本語版は存在しない。
SAWシリーズのファンなので買ったはいいが「英語調べながらやるのがだるいな」と思ってながらく放置していた。
それから時は流れ、現代。エキサイト翻訳でめちゃくちゃな翻訳に振り回される時代はとっくに過ぎ去り、Googleレンズなどのアプリを使えばスマホのカメラを外国語の文にかざすだけでそこそこちゃんとした翻訳結果を得ることができる時代がやってきた。
今ならそれほど苦労しなくてもこのゲームを遊べるかもしれない。そうに違いない。


説明書。当然英語だ。ゲーマーならこのままでもなんとなく解読できるようなことしか書いていないが、一応Googleレンズで見てみよう。


すごい。△ボタンをAと誤認識して「あ」と訳していたりするが、かなりの精度だ。


早速プレイしてみる。かっこいい。


難易度選択。画面を直撮りでGoogleレンズが使えるか試してみよう。


NORMALを「普通の非」と訳しているのが気になる。難易度が「普通の非」と「常識」? 難易度「常識」ってなんだ。デスゲームに常識ってある?
いや、違うわ。INSANEは「非常識」だ。二つの難易度を一文と認識して、変なところで改行しているんだ。この調子で大丈夫だろうか。むしろ使わないほうが惑わずに済むかもしれない。


難易度を選んだらデモムービーが始まる。お馴染みの装置だ!


お馴染みのお前の罪およびゲームの説明ビデオだ!


Googleレンズをかざしてみると結構読める。字幕が切り替わるタイミングでズレたりするし、翻訳もちょっと直訳すぎるのでスムーズにサクサクとは言わないが、デモムービーの70%くらいは読めている気がする。思った以上に使える。
ジグソウが敬語なのがちょっと面白い。


ゲームスタート。プレイステーションのコントローラーに馴染みがあるジグソウでよかった。表示されるヒント通りにガチャガチャやればなんとかなる。


外れたら自由に歩き回るパートが始まる。ドアクローズくらいなら読めるので助かる。決定が×ボタンだ。PS3で発売された当時遊んでいたら混乱していたかもしれないが、PS5に慣れた現在はかえって遊びやすい。


基本的には部屋を巡って謎を解いて脱出するゲームだ。今ならリアル脱出ゲームのリアルじゃない版というと伝わるのかもしれない。すごい世の中だ。
映画同様ヒントのある位置にジグソーパズルのマークが描いてあるのが良い。


ウロウロ歩いていると他にもジグソウに捕まっている人と出会うことがある。彼らのセリフも字幕が出るが、普通に操作中に出てくると咄嗟にスマホを画面に向けても翻訳が間に合わない。メガネにGoogleレンズの機能を埋め込みたい。
まあ大抵「助けて!」「殺すぞ!」とか叫んでるだけなのであまり気にしなくてもいいけど。


次のゲーム、注射器だらけのトイレからヒューズを取れるかなゲームだ。2に似たようなのがあったな。説明文はじっくり読ませてくれるので、ここでGoogleレンズの出番だ。


バッチリ読める。助かる。Googleレンズ、ないよりはある方がずっといい。実用的だ。


取れた。


じっくり読ませてくれる文の時はかなり頼りになるぞGoogleレンズ。


SAWによくあるジグソウっぽい赤いメッセージにもかざしてみよう。


読める。ゴシック体になるあたりがちょっとディズニー映画の日本版で差し替えられてる文字みたいで可愛い。


このゲームには敵キャラもいる。武器や拳での殴り合いになる。主人公のタップ刑事はやたらと拳が強い。この状況の敵ってなんなんだよと思ったらちゃんと説明があった。


タップ刑事の体内に彼らを救うための鍵が埋め込まれているらしいのでそれはもう死に物狂いで襲ってくる。ジグソウっぽい。


なんて事するんだ。


このようにちょっと読みにくいとGoogleレンズでは誤認識しちゃって読めない。まあでもジグソウは優しいのであんまり難しいことは書かないだろう。自分で訳す方が早い場面もある。


パズル。6つの円を回して隣り合うマークを合わせればドアが開くやつ。こんな感じの、見ればなんとなくわかるようになっているものもかなり多い。デスゲームの場に言語の壁はないのかもしれない。


なんか四つの死体がある部屋。説明にGoogleレンズをかざしてみる。


なるほど。直訳ジグソウにも慣れてきた。


なるほど。


こいつだ。


レントゲンにこんなカミソリワイヤー写ってませんでしたけど!! どうなっているんですかあの写真は!!
憤りながらもここまでは謎解き自体にはあまり英語力は必要ないな〜と感じている。ジグソウはその辺かなり優しいのかもしれない。もちろん読めると便利だけど「なんとなくこういうことだろう」というゲーマーの勘でわりと進める。


進んでいたら囚われている女性を助ける部屋に来た。こいつあれじゃん、原作にもいたアマンダじゃん。かなり3Dモデルが似せて作られている。すごい。


解毒剤を間違えずに注入しましょうねゲームが始まる。なんか、薬が入るたびに左右にカタカタなるのでルートを予想しながら入れる。


一度間違えて死んだ。今度こそ英語を理解してなかったせいかと思って説明をよくよく聞いてみたが、単純にパズルの理解が足りてないだけだった。やはり攻略自体には英語力はそれほど必要ないのかも。


とりあえず1時間ほど遊んでみたが、Googleレンズとゲーマーの勘だけで全然ストレスなく遊べている。いや、ゲーマーの勘などと言ったがどちらかといえばジグソウのゲーム作りが上手いのだろう。
Googleレンズ以外にも音声翻訳などを使えばさらに楽になるかもしれない。
日本語版がないゲームもあの手この手を駆使すれば遊べる時代が来ている。あの日諦めた洋ゲーにスマホをかざしながら手を出してみてもいいかもしれない。やってみてね!!
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