欲しい物はビンタ決闘で勝ち取る、狂気のビンタアクションゲーム『薔薇と椿 ~お豪華絢爛版~』絵日記

吉田輝和

皆さんはビンタをした、もしくはされたことってありますか?

ビンタをする場所は主に顔ですし、他人の顔に向かって暴力を振るうなんてそうそう無いですよね。そもそもビンタのシチュエーションって、恋人に浮気がバレた時くらいしか思い浮かびません。モテとは程遠い場所に居る僕は、この先もビンタとは無縁の人生を送ると思っていました。

そんな僕が、今回は存分にビンタを振るって来ようと思います!


今回プレイするのは、NIGOROが手掛け、PLAYISMから発売された『薔薇と椿 ~お豪華絢爛版~』。本作は、華族・椿小路家に巻き起こる権力闘争を、ビンタを用いた決闘で戦い抜くビンタアクションゲームだ。

5つのシナリオが楽しめる一人用モードと、友達とビンタ決闘が楽しめるローカル対戦モードの2つが用意されている。とりあえずシナリオモードから遊んでみよう。

まずはチュートリアルでおビンタの操作を学ぶ。

おビンタは一発ずつ、交互に行う競技だ。空振りしても一発。へなちょこおビンタでも一発。画面左上のゲージが無くなるまでに、相手におビンタをお見舞いしてやるのだ。

攻める時の操作は、Aボタンを押しながらJoy-Conを振るだけ。これが僕の人生初おビンタだ!

避ける時の操作は、Rボタンを押しながらJoy-Conを振るだけだ。相手はフェイントを使ってくることもあるので、動きをよく観察しなければいけない。簡単操作なんだけど、フェイントを読むのが意外と難しく、何度も何度もおビンタを受けてしまった。

そして避けるタイミングを掴めないままチュートリアルは終了。いよいよ本編スタートだ。

椿小路家に嫁いだ玲子は、夫の俊介の逝去により幸せな日常が一変する。夫の後ろ盾が無くなった今、庶民の生まれである玲子の存在をよく思わない者たちとの戦いが余儀なくされるのであった。

最初の対戦相手は、椿小路家の次女である沙織だ。
基本操作はチュートリアルで学んだ通りだ。順番におビンタをして、相手の体力ゲージ(お花)をゼロにした方が勝利を得る。まずはこっちの先行だ。オッラァ!!

次は相手側の攻撃だ。沙織が手を動かしたタイミングでJoy-Conを振り、回避成功!そして避けたタイミングで攻めのすることでカウンターが発動する。おカウンタア炸裂!

沙織は、昔の少女漫画風の耽美な顔も台無しってくらいボコボコになっている。まあこっちもボコボコなのでお互い様だ!

次のお相手は、椿小路家長女の静香だ。なるほど、勝ち抜きの要領で新しい対戦者が出てくるんだな。

てっきり玲子は、椿小路家の人間にいじめられているか弱い女性だと思っていたけど、実はかなり豪胆で強欲だ。

三戦目の相手は、恰幅の良い家政婦の三田さんだ。勝ち進むたびに、対戦相手の「なんだこいつ……」感が増していくな。

初見の時は、三田さんを色物キャラだと思っていたが、このゲームにおいて三田さんは、どちらかと言えば色物じゃない方に位置している。

椿小路家大奥である椿小路椿も、いかにも化け物じみた見た目だけど、この後に登場するキャラから見ればまだ“わかる”方なのだ。大奥である椿小路椿を倒したあともストーリーは続き、シナリオ2、シナリオ3と進むに連れて混迷を極めていく……。

さて次は、対戦モードをプレイしてみよう。今日は友人がうちに遊びに来てくれているので二人プレイが出来るぞ!

対戦モードでは、一人用モードで戦ったキャラクターを操作し、ビンタ決闘が出来るのだ。

最初の決闘は、家政婦の三田さんと椿小路玲子の戦いだ。

格闘漫画に登場するビンタ技のイメージで、おビンタの強化を図る。まあゲーム的にはなんの意味もないんだけど。

CPU戦と違ってプレイヤー同士の戦いは、おビンタのタイミングが不規則で計りにくい。もしかして、対人戦の時って、ゲーム画面じゃなくてリアルのプレイヤーを見ていた方がタイミングが計りやすいのかもしれない。

なるほど。Joy-Conを握るプレイヤーの腕を見ていた方が、おビンタかフェイントかがわかりやすいな!ただ、こう向かい合っていると……思わず実際におビンタしてしまいたくなるな。


『薔薇と椿 ~お豪華絢爛版~』

公式https://playism.com/game/rose-and-camellia/

ニンテンドースイッチhttps://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000062212.html

created by Rinker
¥1,600 (2024/12/04 01:51:31時点 Amazon調べ-詳細)
前回のおじさん

吉田輝和 皆さんは自分の母親をどう呼んでいますか?僕は「お母ちゃん」です。 小学生高学年の頃までは「お母さん」だったのですが、思春期に差しかかり、周りの友達は「お母さん」から「おかん」呼びにシフトチェンジしていっていました。ただ僕[…]

最新の記事

最新情報をチェックしよう!