『女神の継承』(7月29日公開)日本語吹替版制作が決定
『チェイサー』(08)『哭声/コクソン』(16)で知られる韓国の鬼才・ナ・ホンジンが、タイの祈祷師を題材に描いたホラー映画『女神の継承』が7月29日(金)より公開される。
『哭声/コクソン』の続編として企画がスタートし、タイ東北部・イサーン地方を舞台に、祈祷師一族をモチーフにした本作。『哭声/コクソン』ファン必見の大掛かりな祈祷シーンなどが話題を呼ぶ、注目のホラー作品だが、この度、日本語吹替版の制作が決定し、さらに、その吹替版を一夜限定で劇場上映するイベントの開催も決定した。
祈祷師・二ム役には『ポケットモンスター』のサトシやサンドラ・ブロック、ミラ・ジョヴォヴィッチなどの吹き替えでお馴染みの松本梨香。ニムの妹・ミン役には「ラブライブ!」星空凛、『オッドタクシー』白川など人気作への出演が続く飯田里穂。ミンの母で、祈祷師になることを拒んだノイ役は高島雅羅(「名探偵コナン」妃英理、洋画では「STAR WARS」シリーズ レイア姫)。
そして、彼女たちが救いを求める祈祷師・サンティ役を最近では『エターナルズ』のキンゴ(クメイル・ナンジアニ)の吹き替えで強い印象を残した杉田智和(「銀魂」坂田銀時、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ ジョセフ・ジョースター)が担当することが報じられた。
『女神の継承』吹替版は、8月11日(水)ヒューマントラストシネマ渋谷にて、一夜限りの特別上映が予定されている。上映時間などの詳細は後日発表の予定。
【レビュー記事】
【『哭声/コクソン』の続編…?】ホラー映画『女神の継承』レビュー|鑑賞後の疲労感がスゴいのでメンタルケアもご紹介
キャストコメント
松本梨香
ドキュメントタッチに描かれている映画。だからこそ身近な出来事のようで恐怖感がものすごかったです。主役の祈祷師のニムを担当させていただき、自分の中の「神」とはなんなのかを強く考えさせられました。
見どころは呪文の吹き替え部分。難しかったぁ〜♪笑笑
飯田里穂
終始ゾクゾクが止まりませんでした。ドキュメンタリーのようなカメラアングルだったので、後半になればなるほど怖いのに次の展開見たさに抜けられなくなるという、どこかに実在するであろう世界と奇妙な世界の狭間に入り込んでしまう、中毒性のある作品でした。
実はここまでのホラー作品をやるのも、憑依されるような人物を演じるのも初でした。どのような演技プランが1番見ている人に気持ち悪さや違和感を感じてもらえるのだろうかと色々と考えました。実際にミンを演じられているナリルヤ・グルモンコルペチさんの熱量も凄まじかったので練習からアフレコする時まではそのパワーも受けながらやっていました。
吹き替えならではの臨場感や、物語に没入できる視点もあると思うので、ホラー好きの方はもちろん、ホラーを普段観ない方でも挑戦してみる価値のある作品だと思います!本当に最後の最後まで結末が読めない展開になっています。是非沢山の方に楽しんでいただければと思います。
高島雅羅
始めドキュメンタリー風に入ったので、ゆったりと観ていたのですが中盤からは不気味で、もう怖くて、怖くて…怖かったです。「どうか娘を返して下さい!」その思いだけを持ってジェットコースターを乗り切った感じです。無事に収録し終わってホッとしました。ドォゴワッ!として ウゲボボボ〜となってフヒャーッとなって、ギャッパラパ〜となります。猛暑の夏におすすめです。
杉田智和
好みの世界観と雰囲気でした。「呪いには呪いをぶつけるんだよ!」のノリを考えていましたが、実際はもう少し真面目です。わかってはいましたが、考えていた通りの結末でした。それでも心の何処かに「何とかなるかもしれない」の考えがあれば、作品をより楽しめる筈です。先ず、グッズのデザインが秀逸です。そして、絶対に「よろしくお願いします」とおすすめできません。これもまた、呪いかな。しかし何故か足が映画館に向いていた……。
映画『女神の継承』作品情報
原案・プロデュース:ナ・ホンジン『チェイサー』 『哭声/コクソン』
監督:バンジョン・ピサンタナクーン
キャスト:サワニー・ウトーンマ、ナリルヤ・グルモンコルペチ、シラニ・ヤンキッティカン
2021年/タイ・韓国/タイ語/131分/カラー/1.78:1/5.1CH/R18+
原題:랑종
英題:THE MEDIUM
字幕翻訳:横井和子
配給:シンカ
提供:シンカ、エスピーオー
後援:タイ国政府観光庁
協力:OSOREZONE
https://synca.jp/megami
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