皆さんは子供の頃にベイブレードで遊んでいましたか?僕は、ベイブレードが発売された当時は高校生だったこともあって、これまで触れずに生きてきました。世代が少しズレていたんですよね。
競技性やギミック増し増しのベイブレード世代でもなければ、紐をつけて回すベーゴマなどの世代でもありません。強いて言うなら……
回すとボヤ~っと光るだけの、微妙なギミックのコマ世代……!
今回の絵日記では、NEOLAVIが手掛け、indiegamesjapanから発売された『マッチョスピナー』をプレイします!
ゲームを起動すると、やけにキレイな発音で「マッチョォ……スピナァ!」とタイトルコール。スクリーンショットを見てもらえばわかるように、本作は下半身をコマに改造したマッチョたちが、己の誇りをかけて戦う、ベイブレード風対戦ゲームだ。
CPUと戦うシングルモードと、世界中のプレイヤーとバトルが楽しめるマルチモードがある。残念ながらマルチモードでは誰ともマッチングしなかったので、シングルモードをプレイしよう。
対戦の前に、まずは自分のマッチョをカスタマイズするぞ。マッチョのタイプやポーズ、土台となるコマの形状を決めていく。
選んだものによって、パワーやスピードなどのステータスが変化する。パワーで粉砕するか、スピードで翻弄するか、自分に合った戦い方を見出すのが勝利の鍵と見た。
カスタマイズが終わればバトルのスタートだ。相手はいかついグラサンを装備しているが、こちらはあえてプレーンなマッチョで挑むぜ!
試合開始のカウントダウン中に目押しで発射パワーを決定する。左右の移動速度がかなり早く、狙ったところに止まらねえ……。最低パワーでGO MACHO!
フィールドに射出された二体のマッチョは、火花を散らしながらぶつかり合っている。方向キーで自マッチョを動かせるようなんだけど、操作にクセがあって思ったように動かせない。こうなったらもう成り行きに任せよう。
方向キーでの移動以外に、スペースキーでマッチョの応援が可能だ。応援によりマッチョのテンションが上がり、バトルを有利に進められるのだ。
子供向け玩具アニメの主人公は、こんな感じで自分の玩具を応援しているが……
このマッチョスピナーではこう。ボディビル大会の掛け声のように応援するのだ。
「ナイスバルク!」といった、ボディビルに詳しくない僕でも聞いたことのある掛け声から「肩メロン(肩にメロンが入っているかのようにパンパンだぜという意味。多分)」などの専門用語的な掛け声も飛び出してくる。
「そこまで絞るには眠れない夜もあったろう」、「肩にちっちゃい重機乗せてんのかい!」など、ユニークな掛け声揃いの中で、僕のお気に入りは「筋肉の徳が高すぎる!前世に国でも救ったんか!」だ。スケールがでかすぎるぜ!というかこれ、実際の大会でも使われている掛け声なのだろうか。
マッチョのテンションは、画面上部のゲージに表示されている。ゲージがMAXになるまで応援を続けると、マッチョが調子に乗ってしまうので程々にしておかなければならない。急にスン……となる応援。マッチョもビックリだ。
自分も相手も応援連打しまくるもんだから、対戦中はとにかく騒がしい。
二本先取で勝負が決まる。試合後に貰えるポイントを使うと、新しいマッチョのポーズやオプションパーツが解放されるのか。スキルツリーみたいだな。
新しいオプションパーツで、マッチョがさらに仕上がってきたぜ!玩具アニメなら、2シーズン目に入って、新しいオープニングとともにニューマシンのお披露目みたいな展開だな。
そういや本作の世界観って、よくある玩具向けアニメのように、悪の組織とマッチョバトルで戦ったりするんだろうか。Steamの公式紹介文を見てみよう。
下半身を円錐状に……か、改造?
てっきりこんな世界観を想像していたのに、まさかの色んな意味で世紀末感あふれるゲームだった……!
『マッチョスピナー』はPC(Steam)向けに配信中です。
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