まず弁解させてください!「映画をダシに好きなもの語りたいだけじゃないか」って思うかもしれないけどちゃんと映画に絡めた話しますんで許してください!
数年前からずっとハマってるんですよリリスク。オススメする理由を語りだすと5記事くらいになっちゃいそうなんでグッと我慢しますが、とりあえずこの動画だけでも見てください!それだけでもオッと思う人がいるんじゃないでしょうか。
どうです、すごくないですか?このご時勢でイベントがことごとく延期・中止になっている中でこの「リモートライブ」の動画を出したわけですが、5人それぞれ別撮りしたものを繋げ合わせてこんなマイクリレー出来ます?
画面もガッチガチにキマってるわ曲名ごとのロゴデザインも素晴らしいわで映像コンテンツとして魅せることも忘れないところがさすがリリスク。
かつ普段からフリーなステージングしているリリスクだからこそできるパフォーマンスも手伝い素晴らしいものに仕上がってます。
なおインタビューによるとリモートライブ用に制作したインスト音源に合わせて個々でスマホ自撮り20分×2本を録画。スマホのカメラロール一面に埋まるほど撮り直したそうで、その努力もさることながら音響バランスを整えた制作陣もお見事としか言いようがないです。
Vol.2ではメンバーそれぞれ遊びを入れる余裕が出てきて、より楽しさ倍増なので気になった方はぜひぜひ。
さて、今回のリモートライブでも分かる通りデザインや映像面もキメてくところが魅力のひとつなリリスクなんですが、それもそのはずプロデューサーのキムヤスヒロさん筆頭に運営が美大の造形学部出身で固められています。
そこで見てもらいたいのがこちら。キムヤスヒロさんの映像作品として、以前開催されたコントグループ鬼ヶ島のアイアム野田をテーマにした映画祭『第1回アイアム映画祭』に出品した短編がyoutubeに上がっています。
リリスクファンならあーキムさん作ってるわこれとすぐわかる低カロリーながらも美味しく食べられるショートムービーで、アイアム映画祭大賞とオーディエンス賞ダブル受賞も納得の出来。たった数分なのにしっかり「映画を観た」余韻が感じられます。
この低予算を感じさせずに魅力的な作品を作り上げるスキルはもちろんリリスクのMVにも発揮されています。そこでムービーナーズを見ている方々にオススメしたいリリスクMVがコレ。
メジャーデビュー一発目「LAST DANCE」、曲もさることながらこんなMVを持ってくる肝の座った采配な。
見れば分かる通り様々な映画を「僕らのミライへ逆回転」よろしく手作りでオマージュしてまして、というのも収録されているアルバムタイトルが「BE KIND REWIND」=「僕らのミライへ逆回転」の原題。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ミッション:インポッシブル」など分かりやすい引用から一瞬しか映らない「モスラ3」、たぶん「GO」なのかなコレってとこまで、何度見ても楽しめる映画溢れるMVになっています(何より曲が良い)。
ほかにもワンアングル長回しの「消える惑星」、公衆電話のライティングと曇ったガラスの演出が抜群に上手い「CALL ME TIGHT」、前体制のMVになりますが海外でも話題になったスマホをジャックする縦型MV「RUN and RUN」 、花火大会とシンクロさせた一発撮り「サマーファウンデーション」など上げだしたらキリがない!何より曲が良い!
リリスクの動画はライブ映像も含めyoutubeに盛りだくさんなので、この外出自粛のタイミングでぜひ堪能してください。
ほかにも映画要素でいうとアルバムがいまどき珍しいコンセプトアルバムなことが多く、春夏秋冬を巡る曲順かと思いきや一世紀進んでいる重層的なギミックが冴える、ひとつの町を舞台にした「guidebook」、1曲目の冒頭のリリック「明日急に世界が終わる可能性があるなら~」から連なる、世界の終わりの前夜から曲に合わせ時が進んでいく「WORLD’S END」など、あの新海誠監督が聴いているのも頷ける作品の数々にも注目してほしい次第。
Spotifyなどの音楽配信サービスにももちろんあります!
ちなみに井口昇作品で有名な“あの”デモ田中が監督した「lyrical schoolの未知との遭遇」という前体制時メンバーでの主演映画があるんですが以下の予告を見た通りの出来栄えなので言及は控えさせていただきます……。
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アイドルシーンが主戦場のラップユニット。作家陣に恵まれたクオリティ高い楽曲、自由なステージングで魅せるパフォーマンスにアイドル界隈・ヒップホップシーンどちらからも評価が高い。新体制となった5人、minan、hime、hinako、yuu、risanoそれぞれが個性とスキルを抜群に発揮し、ついに2019年6月に二度目のメジャーデビュー。