『仮面ライダーセイバー』主人公が着用する腕時計『レイダー・シーバード』
本日9月6日より放送開始した仮面ライダー新シリーズ『仮面ライダーセイバー』
前作ゼロワンとは毛色の異なるファンタジーな物語で、1話から壮大な物語を予感させる内容だった。
衣装からおしゃれな若者であることが現れている、本作における主人公「神山飛羽真」が身につけている腕時計はスイスの時計会社、ファーブル・ルーバの機械式腕時計「レイダー・シーバード」である。

小ぶりなサイズ感から、知的で落ち着いた印象を与えるレイダー・シーバード。
時計通が好むサイズであり、主人公神山飛羽真の身に付けるものへのこだわりを感じさせる。
SEA BIRD―並べ替えるとID SABERとなり、「アイデンティティーはセイバー」の意を成す。
また、クッションケース、スクエアインデックス、独特の形状の針、それぞれの要素が、過去から現代に受け継がれたレトロフューチャーデザインを構成し、『仮面ライダーセイバー』で重要な要素となる「本」との関連性も見て取れる。
ファーブル・ルーバと仮面ライダーの関係について
1737年に誕生した、長い歴史と伝統を有するスイス時計ブランド「ファーブル・ルーバ」。
1960年代には世界で初めて腕時計に高度計や水深計を搭載するなど、常に実用性に基づくイノベーションを時計業界にもたらしてきたブランドである。
ここ数年「ファーブル・ルーバ」と仮面ライダー作品の関連性が強く、物語・キャラクターにマッチしたファーブル・ルーバ製品が劇中で用いられている。
2018年『仮面ライダージオウ』で主人公「常磐ソウゴ」が身に付けるのは「レイダー・シーキング」



2018年3月に発表された現行の“レイダー・シーキング”は「時の王」をコンセプトとし、正にジオウに相応しい腕時計である。
また、ジオウも登場する冬映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』ではファーブル・ルーバが自社で保管している50年前のダイバーズウォッチ「ディープブルー」が劇中で重要な役割を果たすアイテムとして登場する。



2019年『仮面ライダーゼロワン』ではその「ディープブルー」のデザインを継承した「レイダー・ディープブルー」を主人公「飛電或人」が身に付ける。



1997年、チェスで人類の世界王者に初めて勝利を収めた人工知能(AI)と同じ名前を持つ時計は、人工知能(AI)がテーマの「ゼロワン」に相応しい時計である。
その他、ライダーではなくスーパー戦隊作品だが、現在放送中の『魔進戦隊キラメイジャー』にて古坂大魔王演じる「博多南無鈴」もファーブル・ルーバの「スカイチーフクロノグラフ」を身につけており、東映特撮作品ではお馴染みになりつつあるのがファーブル・ルーバの腕時計なのである。
映画で登場したアンティークモデルを除き、キャラクターが身に付けている時計はどれも一般販売されている通常モデルでありそこには、長きにわたり作り続けることができる通常モデルを選定し、現在仮面ライダーシリーズの作品を見ている子供たちが、大人になって買える時まで作り続けることが「歴史あるブランドとしての使命」とするファーブル・ルーバの思いが込められている。
白鳥の騎士「ローエングリン」や、ペルセウスが身につけた、ギリシア神話の伝令神・ヘルメースを象徴する有翼のサンダル「タラリア」のように、剣を持つ英雄と鳥の関係性は深く、『仮面ライダーセイバー』でも海鳥の名を持つ「レイダー・シーバード」が現代の英雄と共に紡いでいく新たな物語がこれから楽しみである。
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