公開中止になってしまって無念!『スパイ in デンジャー』とはどんな映画だったのか!

続々と映画の公開延期のニュースが流れる今日この頃ですが、ついに公開“中止”のニュースが発表されてしまいました。
本来であれば2020年5月22日に公開を予定していたアニメーション映画『スパイ in デンジャー』。本作が劇場公開の延期……ではなく中止を発表しました。楽しみにしていた作品だったので、なかなか残念なニュースとなりました。

この『スパイinデンジャー』、ディズニーの公式アカウントから発表されているように、ディズニー作品ではあるのですが、制作をしているのは別の会社だったりします。あまり内容を知らない人も多いこの映画が、一体どんな映画なのか。これを機に紹介いたします。

『スパイ in デンジャー』とはどんな映画なのか?

『スパイ in デンジャー』はプロフェッショナルのスパイエージェントであるランス・スターリングと、若き発明家のウォルター・ベケットが、世界の平和を脅かす陰謀に立ち向かうバディムービー。ただのスパイものではないのが、ウォルターの発明により、ランスが手違いでハトの姿になってしまう点。果たして二人は世界を救うことができるのか。というかそもそもハトの姿から元に戻れるのか。笑いありアクションありの長編アニメーションです。

本作の注目のポイントはボイスキャスト。
スパイのランス役を務めるのはウィル・スミスさん。そして、発明家のウォルター役をトム・ホランドさんが務めます。トム・ホランド主演吹き替えといえば、ディズニー・ピクサー制作の『2分の1の魔法』がありますが、米国公開の早さでいえば『スパイ in デンジャー』の方が昨年公開を果たしたので先。ウィル・スミスとトム・ホランドという組み合わせも珍しい気がしますが、共演は今作が初。とはいえ、アニメということで収録は別撮りだったそうで、プレミアイベントまで二人は初対面だったらしく、主演のコンビだというのに、そんなことが起こりえるところがアニメの面白いところです。

制作しているのはブルー・スカイスタジオ

映画『スパイ in デンジャー』を制作したのは、『アイス・エイジ』シリーズや『ILOVEスヌーピー』といった作品を制作してきたブルー・スカイスタジオです。もともと20世紀FOX傘下でアニメーション映画の制作をしていた会社でしたが、2019年3月にディズニーが20世紀FOXを買収したので、ディズニー作品としてリリースされることになりました。

監督を務めるのはスマーフシリーズの短編『The Sumurfs : A Chrismas Carol』で監督を務めたトロイ・クエインさんと、ブルー・スカイスタジオでアニメーターとして活躍してきたニック・ブルーノさんが務めます。長編作品の監督は、二人とも『スパイ in デンジャー』が初めてとなります。出来は未知数ということでも、楽しみです。

問題は『スパイ in デンジャー』がどこで配信されるのか

さて、そんな『スパイinデンジャー』は、ディズニー公式動画配信サービスで今年配信されていることが発表されています。が、気になるのはこの“ディズニー公式動画配信サービス”というのがどのサービスを指しているのか、ということ。

現在、日本では「ディズニーデラックス」という動画配信サービスが提供されています。ですが、このサービスは、ウォルト・ディズニー・ジャパンとNTTドコモが提携して2019年3月に開始した日本独自のサービスです。
世界的にディズニーが提供する動画配信サービスといえば「Disney+」というサービスが存在しており、2020年5月5日にはウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOであるボブ・チャペック氏が収支報告会にて、2020年6月には日本でもサービスを開始することを明言しています。

間も無く「Disney+」も開始されるということで、『スパイinデンジャー』を配信しようとしているディズニー公式動画配信サービスとは、ディズニーデラックスのことなのか。それともDisney+のことなのか。はたまたどっちでも配信をしてくれるのか。絶妙なタイミングでのニュースとなったので、早く観たい身としては続報を早く発表して欲しいところです。

そういえば公開前こそ、ディズニーのオフィシャルページにも紹介ページが存在していたのですが、今回の公開中止に伴い、その紹介ページすら消えてしまいました。公式サイトだったり、物販品だったり、公開に向けていろいろ動いていた人も居たのだろうなぁと思うと、やっぱり映画館で観れないのは残念な気持ちになります。

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