5/11からNETFLIXにて配信を開始した新作『サイケな世界 〜スターが語る幻覚体験〜』(原題:Have a Good Trip: Adventures in Psychedelics))を紹介しよう!
本作はスティング、サラ・シルヴァーマン、ベン・スティラー、エイサップ・ロッキー、ルイス・ブラック、故キャリー・フィッシャーら世界的に活躍するミュージシャンや俳優、コメディアン達の幻覚体験をインタビューを通してその内容をアニメーションや実写で再現したドキュメンタリー作品だ。
『サイケな世界 〜スターが語る幻覚体験〜』
世界的スター達のトンデモ幻覚体験エピソードに面食らうものの、本作で特に注目したのが「キャリー・フィッシャー」のインタビューだ。
映画化もされている自伝『崖っぷちからのはがき』(原題:Postcards From The Edge)
で語られたように、キャリーは薬物使用を以前より明かしており、本作でもその背景についてインタビューに応える。
スターウォーズシリーズのレイア姫役として一躍有名になったキャリーは、自分がレイア姫だと思われていることや公人のように扱われること、そういったイメージと本来の自分の乖離に苦しんでいた。
その解決策として彼女は薬物を選択することになるのだが、本作ではそのような背景がある幻覚体験を非常にコミカルに表現しており、思わず笑ってしまうような話に仕上げている。
幻覚体験をアニメで表現したパートもポップで味わい深い。
キャリーの場合、リゾート地でハイになってトップレスになってしまったエピソードをスターウォーズっぽいキャラクターで再現している。
1970年代後半から1980年代半ばにかけて大ヒットしたザ・ポリス (The Police)のベース兼ボーカルのスティングはハイになった状態でハレー彗星を見て、彗星がドラゴンに見えたと語る。
その他、思わず笑ってしまったのがラッパーのエイサップ・ロッキーへのインタビューだ。
ラッパーとしてだけでなく、ファッションアイコンとしても注目される非常にスタイリッシュでクールなロッキーだが、彼の幻覚体験も強烈だ。
オシャレなアニメが挿入されながらペニスから虹が出てピアノのような音がしたと話すロッキーの姿をぜひ観ていただきたい。
もちろん、愉快なだけでなく危険な側面もある薬物使用について、各人の体験を基に教訓を授けてくれる本作、基本的に薬物を使用する前提で与えられる教訓になっているのであまり役に立たなそうではあるが覚えておくといつか役に立つかもしれない…
そんなドキュメンタリー映画『サイケな世界 〜スターが語る幻覚体験〜』がNETFLIXにて絶賛配信中!
https://www.netflix.com/title/80231917
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