BGMが独特な話題作『真・事故物件』劇伴作家にインタビュー!制作秘話を語る

『真・事故物件 本当に怖い住民たち』鑑賞済みの映画ライターと共に劇伴や映画本編について話してみた

前述の内容も踏まえ、当サイトでライターとして主に実録系の記事を書いているヤマダ・マイ氏(@serial_mai)も招き『真・事故物件』について改めて話してみた。
参考:【検証】ボクシング映画を1週間連続で見たら、人は強くなれるのか?

真・事故物件で特に好きなBGMについて

ヤマダ:安藤が車の中で待ってるシーンで流れてた曲が好きですね。この曲はどのような経緯で制作された楽曲なんですか?

(C)TOCANA映画制作プロジェクト

オカダ:そこで使用されている楽曲は「配線地獄」という曲で、元々私の1stアルバムに収録されている楽曲で、映画のために書き下ろした曲以外にも曲を使用して良いか確認された際に「全部大丈夫です!!」と答えたところ、あの車のシーンで使われていました。

ヤマダ:自分で曲を指定したわけではなく、制作サイドが選択して曲を当てた形?

オカダ:そうですね。私が活動を始めた時のキャッチコピーとして「車高の高い車にも低い車にも流してもらえる音楽を」というものがあり…

ガトチワ:車高…治安の話ですか?

オカダ:それもやや入ってますけど(笑)とにかく「車中で流してほしい」という気持ちがあり、その(活動初期)数年後に偶然映画の中で車で流れることが実際に起きたのがすごく嬉しかったです。

真・事故物件のおもしろポイント

ガトチワ:本作(真・事故物件)で、本筋にあまり関係しない変なキャラが出てくるのがめちゃくちゃ好きなんですよ。

ヤマダ:樋之口とか(笑)

(C)TOCANA映画制作プロジェクト

祓った霊は100体以上(!?)、凄腕の除霊師として登場する、島田秀平が演じるめちゃくちゃ胡散臭いキャラクター「樋之口」。本作のメインキャラクターであるYoutuber達と非常に意味深なやりとりを行うが劇中での活躍は…?

ガトチワ:そう(笑)そういうキャラがちょいちょい出てきて笑える。他にはあの…変な女…

オカダ・ヤマダ「あぁ〜(笑)」

(C)TOCANA映画制作プロジェクト

御法川イヴが演じる謎の女。劇中ではホラー度合いが高めのキャラクターだが事故物件との関係性は謎に包まれている。とにかく謎の存在。

ガトチワ:あのヤバい女が出てくるシーン最高なんだよなぁ〜

やっぱラストシーンは楽しい。あの有名映画のオマージュ

ガトチワ:やっぱりこの映画のラストシーンが好きなんですよ。

ヤマダ:あの終わり方、ホラー映画の真逆のような…

オカダ:そうですよね

ガトチワ:あれ明らかに僕の好きな映画(藤本 タツキも大好きだというあの映画)のオマージュなんですよ。ネットで定期的に話題になる「コワすぎ!」シリーズのような心霊ビデオ系の作品が好きな方には刺さると思います。

『真・事故物件 本当に怖い住民たち』何回も観よう!

今回は、実際に作品と携わった方も混じえて貴重な話を聞くことができた。
本作のサントラはこちらで購入可能、そして現在ブルーレイも絶賛販売中だ。

既に鑑賞済みの方は、音楽に意識を向けて観てみると更に味わい深くなることだろう。

現在続編も製作中と報じられている『真・事故物件』をぜひこの機会に観てみてはいかがだろうか!心霊ビデオ系の作品やニコニコで人気のホラー作品(心霊写真部など)が好きな方にはオススメの1作。

※3人で話した内容はYoutubeで公開しているので、より詳細を聞きたい方はこちら

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