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映画『ハロウィン』シリーズを知っているだろうか。
白い仮装マスクに黒いツナギの殺人鬼、ブギーマンことマイケル・マイヤーズがハロウィンの日に人を殺しまくる大変楽しいスラッシャーホラー映画だ。テーマ曲が最高。近年ではDead by Daylightで知った人も多いかもしれない。
そのハロウィンシリーズ最新作『ハロウィンTHE END』がついに日本で公開される。ずっと待ってたよ!!
そういうわけなのでハロウィンシリーズを全部おさらいしよう。そういう記事だ。ちょっとゴチャついている作品同士の関係や、THE ENDまでにどれを見れば良いかも一発でわかるぞ。
とりあえずTHE ENDのためのシリーズの関係を図示する。
こんな感じになっている。『ハロウィン』というシンプルなタイトルの作品がシリーズで3本もあるので不親切だが、迷ったら公開年で見分けてほしい。
レンタルビデオ屋で探す時は全然関係ない同じようなタイトルの作品にも注意だ。いっぱいあるから。
とりあえず最新作のハロウィンTHE ENDまでのおさらいをしたかったら
ハロウィン(1978)
↓
ハロウィン(2018)
↓
ハロウィンKILLS
の三本を見ておけば大丈夫。他を見るとかえって混乱する恐れすらある。
しかしせっかくなので、全作あらすじ未満のごく簡単な紹介をしよう。ネタバレは多少あるぞ。
ハロウィン(1978)
第1作。あるハロウィンの日。当時6歳のマイケル・マイヤーズ少年は、特に理由なくおっぱい丸出しの姉を刺殺して精神病院送りになった。
それから15年後、マイケルは精神病院から逃走して故郷のハドンフィールドを目指す。あと殺人鬼ブギーマンとしてめっちゃ人を殺す話。
ブギーマンに付け狙われることになる女子高生、ローリーを演じるジェイミー・リー・カーティスは、本作をきっかけにスクリームクイーンの呼び名を得る。「これがスクリームクイーンの絶叫か」と感心しながら見よう。
「スクリームクイーン」だの「スラッシャーホラー」だのというとハイテンションな映画を想像されるかもしれないが、どちらかといえば「窓の外から異様な風貌のやつがジッとこっちを見てたらめっちゃ怖い」という静の怖さが中心の映画だ。古い映画だが、今見てもしっかり怖い。
監督はジョン・カーペンター。音楽もジョン・カーペンター。あの不気味でめちゃめちゃかっこいいテーマ曲もここで誕生した。
ハロウィンⅡ(1981)
1作目の続き。1作目の後病院に運ばれたローリーを追ってブギーマンがやってくる。そしてめっちゃ人を殺す話。
本作から、ローリーは実はマイケル・マイヤーズの妹でしたという設定が付くぞ。
風呂で煮たり注射器を使ったりと趣向を凝らした陰湿な殺人方法が多く、見ていて楽しい。
ソフトによっては「ハロウィンⅡ」ではなく「ブギーマン」というタイトルになっていることもあるので、探すときは注意。
ハロウィンⅢ(1982)
ブギーマン、マイケル・マイヤーズは登場しない。シリーズの中では特に本筋に関係ないお話。
めちゃめちゃ怖いハロウィンの仮装マスクと、それを作るメーカーの陰謀をめぐるストーリー。
ブギーマンの物語だけを追うならば見る必要はないが、お話はなかなか面白いので「見なくていいよ!」と言ってしまうのももったいない
ハロウィン4ブギーマン復活(1988)
前作が不評だったのでブギーマンを復活させた映画。話としてはⅡ(1981)の続きになる。
死んだと思ったら実は生きていたブギーマンが、病院から移送中に脱走。今度は故ローリーの娘、ジェイミーを付け狙って故郷ハドンフィールドに行くぞ。そして人をめっちゃ殺すという話。
成り行きを聞くと無理やりな続編に思えるかもしれないが、これがかなり面白い。のちの2018版ハロウィンにも引用されている要素が多い。見比べると楽しい。
ハロウィン5ブギーマン逆襲(1995)
4の続き。なんかジェイミーとブギーマンの感覚がなぜかリンクしたり、カルト教団が出てきたりしてオカルト色がかなり強い。
なんの説明もなく「なんでこうなっているんだ」というようなことが起こりまくるのでフワフワしたおおらかな気持ちで見たい。
このあたりから「異常に頑丈な人間かな? 人間以上の何かかな?」あたりで揺れていたブギーマンがだいぶ人外に寄る。気がする。
ハロウィン6最後の戦い(1998)
5の続き。なんか前作の後カルトに捕まっていたらしいジェイミーに娘が生まれる。生まれたての赤ん坊をめぐってカルト教団やブギーマンが入り乱れて人がめっちゃ死ぬお話。前作から引き続きオカルト色が強い。
1作目でローリーがベビーシッターとして見ていた子供が成長して出てくるなどのちょっと嬉しい要素がある。
なんかプロデューサーズカットと通常盤でかなり話が違うらしい……俺は通常盤しか見てない……。
ハロウィンH20(1998)
Ⅲ以降をなかったことにしてⅡ(1981)の続きをやります!という映画。
ケリー・テイトと名前を変えて身分を隠し、学校の先生として生活していたローリー・ストロード。学校には彼女の息子も通っているぞ。案の定そこにブギーマンがやってきてさあ大変だ! しかしローリーも過去の小娘だった頃とは違うぞ! みたいな話。
設定をリセットしただけあってかなりスッキリ見やすい。
ハロウィン レザレクション(2002)
時系列としてはH20の続き。マイケル・マイヤーズ生家の廃屋からネット生中継配信をやる若者グループ。しかしたまたま帰省していたマイケル・マイヤーズとはちあわせて案の定めちゃめちゃ殺される話。
まだ今ほどネット生中継配信が一般的ではない頃の作品にもかかわらず、視聴者の反応を活かしたシナリオなど、ネット配信ホラーあるあるが完成されている。かなり面白い。ネット生中継が全然珍しいものではなくなった今こそ見てほしい。
ハロウィン(2007)
ミュージシャンでもあるロブ・ゾンビ監督による1作目のリメイク。これまで謎に満ちていたマイケル・マイヤーズの少年時代から丁寧にやるのが特徴。
終わっている家庭環境や暗いけど普通に喋る少年時代など、マイケルのバックグラウンドがしっかり描かれるので、こちらのシリーズでは今までの「謎に満ちたミステリアスな殺人鬼」像からは少し離れるかもしれない。
大人になってからは全然喋らないミステリアスなマイケル像に近くなるものの、めちゃめちゃ巨体のマッチョになるのでやはり過去作とは印象がかなり違う。巨体と筋肉を活かしためちゃめちゃダイナミックで景気がいい殺人はかなり見応えがある。
あと、おっぱいがめちゃめちゃ出てくる。
ハロウィンⅡ(2009)
ロブ・ゾンビ監督版の続編。ローリーが病院へ運ばれる冒頭はオリジナルのⅡを踏襲しながらも、すぐに全然違うストーリーになる。人はめちゃめちゃ死ぬ。
前作ではマイケルのバックグラウンドに迫った描写が多かったが、今作では今のマイケル・マイヤーズの心象風景を描写していたりするのが特徴的。マイケル側に寄り添った作風に見える。「何考えてるのかわからなさ、得体の知れなさ」はその分薄れるが、この心象風景の美術はなかなかかっこいいので一見の価値がある。
巨体と筋肉の大暴れ殺人は本作でも健在。あと今作はマスクのデザインがかなりカッコいいので注目してほしい。
ハロウィン(2018)
「1作目以外を全部なかったことにして、1作目の続きを3部作でやります」という映画の1作目。Ⅱ(1981)もなかったことになっているのでマイケルとローリーの兄妹関係もなくなっているぞ。
1作目の出来事がトラウマになったローリーは、ブギーマンに怯え続けて要塞のような家に住み、武器を溜め込んで、40年間ブギーマンの再来に備えていた。当然家族や周囲からは変人扱いされていたぞ。
しかし1作目のあと普通に捕まっていたブギーマンが案の定脱出。当時は逃げ惑うだけの小娘だったが時を経てバトルババアになったローリーとブギーマンの対決が始まる。そういう話。めちゃめちゃ面白い。個人的にはシリーズで一番好き。
ローリー役のジェイミー・リー・カーティスだけでなく、ブギーマンも1作目当時のキャスト(ニック・キャッスル)なのも熱い。
ハロウィンKILLS(2021)
2018版の続き。3部作の真ん中。前作のラストからそのまま始まるぞ。
KILLSのタイトル通り、めちゃめちゃ人が死ぬ。これまでもめちゃめちゃ人が死ぬという説明を多用してきたが、本作はぶっちぎりで人が死にまくる。
さらにはブギーマン以外にも暴走した自警団などのハラハラ要素がある。当時は「いやいや俺はブギーマンの殺人が見たいんですけど」と思いながら見ていたが、そういった声にも応えるかのように本当に殺人シーンが多い。お腹いっぱいになる。
本作の次がいよいよ公開間近のハロウィンTHE ENDだ。
以上、ハロウィンシリーズの簡単な紹介だった。一部の作品は今見ようと思うと少し苦労するかもしれないが、配信サイトの有料レンタルやDVD宅配レンタルなどを探しまくれば全部見ることは可能だ。今の所。
繰り返しになるがハロウィンTHE ENDに備えるならば
ハロウィン(1978)
↓
ハロウィン(2018)
↓
ハロウィンKILLS
の3作を押さえておけば十分だ。飽きるほど見て備えよう!!
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