こんにちは、ムービーナーズです。
本日紹介するのは、「怪怪怪怪物!」
日本でリメイク版も製作され大ヒットした青春映画『あの頃、君を追いかけた』で知られる台湾の人気作家ギデンズ・コー監督によるホラー映画です。
タイトルが印象的な本作、英題だと「Mon Mon Mon Monsters」なの馬鹿っぽくて最高ですよね!
タイトルからはなんともコメディ臭やB級臭のする本作ですが、ティーンエイジャーの攻撃性・危うさを過激に表現していて見応えがあります。
あらすじと予告映像は以下の通りです。
要は、ヤバいバケモノを監禁する、もっとヤバい少年たちの姿を描いた映画でして、主人公はいじめっ子に逆らえず不本意ながらモンスターの監禁・虐待に協力するのですが、その行為に対する葛藤や自身の心境の変化に対する戸惑いが生じて悩み続けます…そこから繋がる最高にクールで美しいラストは必見です!
あとは、だいたい皆さん予想つくと思うんですけど(あらすじでも若干触れられてるし)、この手の「人間がバケモノを支配しようとする」展開ってだいたいうまくいかないですよね。
本作もご多分に漏れず、バケモノのターンがやってきます(やったね)!
そこに行き着くまでに、いじめっ子達の残虐ショーが続くのですが、それが結構本当にくされ外道なんですよ。バケモノのみならず人間にまで危害を加える外道を容赦無く潰す俺たちのバケモノ!やれバケモノ!躊躇するな!目を狙え!
多少、無関係な人も巻き込みますが、まぁ誤差の範囲内でしょう。
私も、どちらかといえば闇の学生時代を過ごした者なので、ついついバケモノを応援してしまいますが、本作はそうした人間の制御を超えたバケモノのリベンジが生み出すカタルシスと、不本意ながら悪に身を置き「俺はあいつらとは違うんだ…」と葛藤する主人公の心の動きがとても面白い1本です!
皆様もぜひご覧ください!
(2020年4月3日現在、Amazonプライム会員無料視聴可能です。)
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いじめられっ子のリン・シューウェイは、いじめっ子3人とともに、教師から独居老人の手伝いをする奉仕活動を命じられ、そこで2匹のモンスターに遭遇する。彼らは小さい方のモンスターを捕まえて、独自の「調査」と「実験」を始めるが、やがてモンスターは彼らの手に負えなくなっていく。そして、それは恐怖の始まりだった・・・・。 本当に恐ろしく、怖いものとは一体・・・。