こんにちは、ムービーナーズです。
週末に自宅で気軽に楽しめるような映画を紹介します。
本日紹介するのは、「パフューム ある人殺しの物語(Perfume: The Story of a Murderer)」です。
パトリック・ジュースキントによるフランスのベストセラー小説が原作で、2006年に公開された本作。
あらすじ
端的に言うと「体臭フェチの青年が、体臭を再現した香水を作るために殺人鬼へと化す」という映画です。
主人公の青年「グルヌイユ」の鬼気迫る「香り」へのこだわりとそれによって起こってしまう惨劇が描かれる重厚なサスペンスは観応えが有ります。




また、本作は18世紀半ばのフランスの描き方が秀逸で、当時の糞尿を窓から投げ捨てていたような(19世紀末まで下水道が整備されていなかったため)「臭くて不潔なパリ」かつ、奇抜なファッションをする者が多かった当時の様子が再現されていてビジュアル的にも楽しい映画です。




そして、賛否両論なラストシーン!
ネタバレを避けるために経緯は伏せますが、ラストシーンで750人の乱交が発生します(強烈すぎる画面に初見時大笑いしてしまいました)。




日本での公開時にその様子が入ったTVCMが放送されたところ、放送開始直後から本作の配給会社には問い合わせが殺到し、一部のテレビ局ではそのシーンが入っていない別バージョンに差し替えられたり、CM放送そのものを拒否した局もあるとのこと…
匂いフェチの方、サスペンス好きな方、乱交好きな方におすすめの1本です!
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18世紀のパリ。悪臭漂う魚市場で生まれたジャン=バティスト・グルヌイユは、驚異的な嗅覚を持っていた。成長したグルヌイユは、ある少女の体臭に夢中になるが、誤ってその少女を殺してしまう。やがて彼は少女の香りを再現するために調香師に弟子入りし…。