『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』/日常で感じる疎外感をすみっコの姿に見出し共感した…!

こんにちは、ムービーナーズです。
週末に自宅で気軽に楽しめるような映画を紹介します。
本日紹介するのは、「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」です。

4月からAmazonプライムビデオで視聴可能になった本作。
2019年11月公開で、サンエックスのキャラクターとして初の劇場映画化作品です。
キャラクター個別に声優がいるわけではなく、井ノ原快彦と本上まなみのナレーションによって物語は進行します。
以下、あらすじと予告編です。

あらすじ

ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。
絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまうすみっコたち。絵本の世界で出会ったのは、どこからきたのか、自分がだれなのかもわからない、ひとりぼっちのひよこ・・・?「このコのおうちをさがそう!」新しいなかまのために、すみっコたちはひとはだ脱ぐことに。
絵本の世界をめぐる旅の、はじまりはじまり。

「すみっコ」というキャラクター達は「寒がりのしろくま」や「とんかつのはじっこ」「かたつむりを装うなめくじ」など何かしらのコンプレックスを抱えているマイノリティな存在をキャラクターにしています(ストレートに「埃」や「雑草」などもいます)。
映画の冒頭、それぞれのキャラクターの紹介がされるため予備知識無しでも問題なく鑑賞できます(まるでペルソナ5のキャラクターのような設定に驚きました)。
そうしたキャラクター達が集う「喫茶すみっコ」にて発見された絵本の中で、「桃太郎」や「マッチ売りの少女」の世界を旅しながら、どの世界が居場所かわからないキャラクター「ひよこ」の居場所を探すというのが本筋です。
全体的にゆるふわなキャラクターの雰囲気に癒される作品ではありますが、それだけに留まらないのが本作の魅力です。
映画では、すみっコ達の中から「とんかつ」と「えびふらいのしっぽ」など原則ペアになるようにキャラクターを登場させており、登場するキャラクターの中そうしたペアから外れるマイノリティの中でもマイノリティな存在「ぺんぎん?」と世界に居場所が無い「ひよこ」の関係性が物語に深みを与えています。

基本的にはマイノリティな存在やネガティブなスタンスを否定しない内容であり、温かい物語です。
日常の中で感じる疎外感や他者との違い、そこからくる辛さをすみっコ達の姿に見出し共感できる方も少なくないと思います、そうした方々にとって実りのある鑑賞体験になることを期待します。66分と比較的短い映画なので、自宅での息抜き・癒しにもおすすめです!

SNSで話題になったことが記憶に新しい本作、前評判に身構えずお楽しみいただければ幸いです!

(2020年4/24現在、Amazonプライム会員無料視聴可能)

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