台湾映画上映イベント「台湾映画の”いま”〜新鋭と精鋭の挑戦」4月からオンライン開催

「台湾映画の”いま”〜新鋭と精鋭の挑戦」2021年4月〜10月

申し込み開始から数分で満席になるほどに大好評の、2016年から始まった台湾文化センターとアジアンパラダイス共催の台湾映画上映イベントも今年で6年目となる。

2000年以降の台湾映画の新しい流れと各作品からオリジナリティと未来へ向けての模索をテーマごとに作品と共に掲げた本イベント。
今年も昨年に引き続き全て新作と未公開作品で台湾映画の「新鋭と精鋭の挑戦」を知ることができる。

開催概要とスケジュール

開催日程:2021年4月〜10月(7回)※下記参照
開催形式:配信プラットフォームによるオンライン
参加:無料。事前申し込み。
スピーカー:江口洋子(台湾映画コーディネーター、アジアンパラダイス主宰)
主催:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター/アジアンパラダイス
協力:映画各社
イベント形式:映画の上映とトーク(監督や俳優のムービーメッセージ、テーマトーク、台湾映画界の最新情報)

上映作品とトークテーマ

4月17日(土)14時〜 『ぼくらの後半戦(原題:下半場)』 2019年8月23日台湾公開(118分)
監督:張榮吉(チャン・ロンジー)
出演:范少勳(ファン・シャオシュン)、朱軒洋(チュウ・シュアンヤン)、段鈞豪(ドゥアン・チュンハオ)
台湾で人気の高校バスケットリーグを題材に、ライバルとして戦うことになる兄弟の葛藤、成長を描いた青春映画。
范少勳(ファン・シャオシュン)が金馬奨の新人賞に輝き、台北電影奨では監督賞と撮影賞、アクション賞、観客賞を受賞。
トーク:作品解説、大阪アジアン映画祭について
 
5月22日(土)14時〜 『インディーズ魂〜角頭音樂の20年(原題:我不流行二十年)
』2019年金馬影展で上映後、2020年4月10日台湾公開(100分)
監督:龍男.以撒克.凡亞思(ロンナン・イサク・ファンガス)
出演:張四十三(チョウ・シースーサン)、陳建年(チェン・ジエンニエン)、五月天(Mayday)、巴奈(パナイ)
台湾最大のインディーズ音楽レーベル角頭音樂の20年の歴史を綴ったドキュメンタリー映画。
張四十三が角頭音樂を率いる苦労、見えない展望、引退も視野に含めた迷いを軸に作られた。
トーク:作品解説、インディーズ音楽の歴史と映画

6月19日(土)14時〜『逆走♡ONE WAY LOVE(原題:可不可以,你也剛好喜歡我)』2020年8月21日台湾公開(135分)
監督:簡學彬(ジエン・シュエビン)
出演:陳妤(チェン・ユー)、曹佑寧(ツァオ・ヨウニン)、黃健瑋(ホアン・ジエンウェイ)、楊謹華(シェリル・ヤン)、程予希(ルゥルゥ・チェン)
新鋭監督が同名小説を映画化した青春ラブストーリーで、2020年の興行成績3位のヒット作。
『我們與惡的距離(悪との距離)』で一躍注目された陳妤(チェン・ユー)と、『KANO(KANO1931 海の向こうの甲子園)』でデビューし俳優として活躍する曹佑寧(ツァオ・ヨウニン)が主役。
トーク:作品解説、青春ラブストーリー の系譜

7月17日(土)14時〜『千年一問』2020年10月8日台湾公開(135分)
監督:王婉柔(ワン・ワンロー)
出演:鄭問(チェン・ウェン)
アジアを席巻し、日本でも『東周英雄伝』など6作の翻訳が出版されており、ゲームソフト『鄭問之三國誌』でキャラクターデザインを担当するなど、漫画以外のジャンルでも活躍したた台湾の漫画家鄭問(チェン・ウェン)の人生を追ったドキュメンタリー。
トーク:作品解説、台北電影節レポート

8月21日(土)14時〜『Mickey On The Road(中文題:迷走廣州)』 2020年11月27日台湾公開(95分)
監督:陸慧綿(リウ・フイミエン)
出演:葉寶雯(イエ・バオウェン)、張雅玲(チャン・ヤーリン)、苗可麗(ミャオ・カーリー)
台湾南部の少女2人の愛と友情、成長を描いたロードムービー。
舞台劇制作出身の女性監督の初長編映画で、張雅玲(チャン・ヤーリン)が金馬獎の助演女優賞にノミネートされた。
トーク:作品解説、夏休み映画

9月25(土)14時〜  短編スペシャル
◆ 『猫とハエ(原題:貓與蒼蠅)』  2020年10月21日高雄電影節で上映(25分)
監督:曹仕翰(ツァオ・シーハン)
出演:潘之敏(パン・ズーミン)、莊益增ジュアン・イーゼン)
高雄の漁港を舞台に、面倒見の良い男と外国籍の労働者達、発達障害の娼婦が織りなすヒューマンストーリー。
◆『ロブスターキッド(原題:龍蝦小孩)』 2015年(20分)
監督:許承傑(シュー・チェンジエ)
出演:  張嘉方(チャン・ジアファン)、李柏樺(オリバー・リー)
街頭販売をさせられ逃亡を企てる13歳の少女と、無口な僧侶のロードムービー。
◆『弱くて強い女たち(原題:孤味)』 2017年(30分)
監督:許承傑(シュー・チェンジエ)
出演:陳淑芳(チェン・シューファン)、王真琳(ワン・チェンリン)
2020年に大ヒットした同名映画のもととなった短編。
台南で蝦巻の店を切り盛りしながら娘達を育てたシングルマザーと家族のハートフル・ストーリー。
トーク:作品解説、秋の映画祭情報

10月16日(土)14時〜『家へ帰ろう〜国会脱出(原題:逃出立法院)』2020年8月14日台湾公開(96分)
監督:王逸帆(ワン・イーファン)
出演:頼雅妍(メーガン・ライ)、禾浩辰(ハー・ハオチェン)、庹宗華(トゥ・ゾンホア)、高慧君(フランチェスカ・ガオ)、林鶴軒(リン・ハーシュアン=大鶴)
ゾンビに襲われる国会を背景に、荒唐無稽ながら政治と社会問題の核心を突く物語。金馬獎でアクション賞を受賞、高慧君が助演女優賞にノミネートされた。
トーク:作品解説、新鋭監督たちとその表現

台湾文化センターHP
http://jp.taiwan.culture.tw

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