海じゃなくても水があればどこでもOK!ゴースト・シャーク

こんにちは、えのきです。

ここのところ、せっかく気温が高くなってきて梅雨をすっ飛ばして「夏はすぐそこ!」みたいな気候ですが如何せん外に出れない外出自粛ムードですね。
サメ映画で大人気の海もこれでは中々行けない雰囲気でしょう。

ですがみなさん考えて欲しいんです。

本当に海、いきたいんですか!?

海といえばあれですよ、開放的な空気で騙されますが実際行こうとなると車で数時間かけて「ああ、もう話題ないな……」ってなって無言でスマホを弄って車酔いで気持ち悪くなったり、電車で立ちっぱなしで着く前から疲れちゃったり、いざ着いたらイメージよりも濁った海水、ごっちゃごちゃの超密集状態の人・人・人。
それで「じゃあ泳ぐか!」って思えばクラゲに刺されたりとかさ、海の家で焼きそば買ったら食べようとした瞬間に地面に落として出来立てほやほやの焼きそばが砂塗れになったりとかさ、そんな中で別の席のヤンキーっぽいお兄さんとかお姉さんたちがワイワイやっていて俺はそんな中で「あ、すみません……焼きそばひとつ……」みたいな注文をするわけですよ。焼きそば落としたことを店員さんにユーモア交えて話す度量なんてないから「フヘ、ヘエへへ……」みたいな突っ込みどころがわからない挙動不審な笑いをするだけ。いや、私のことじゃないですよ、私のことじゃないですよ、私のことじゃないです。
もう一度考えて欲しいんですけど、本当に海、いきたいんですか!?

そんな悲しみに寄り添ってくれるのがサメ映画ですよ。何せ家にいながら海が見れる。海でワーワーやっている人たちが喰われてバッタバッタと死んでいく。
どう考えても海なんていかないで海行って喰われる人間みる方が楽しいですよ、絶対。
ですが、海で喰われる人ばかり見ていてもマンネリするものです。もっと多種多様な人の死に方を見たいものです。

そんなわけで今回は海で人が死ぬ様も見せてくれるだけでなく、ありとあらゆる場所に出てきてパニックを起こす良作サメ映画『ゴースト・シャーク』を紹介します。

あらすじ

ある夜のこと、ボートで釣りをしていた一行が釣り上げようとしていた大物の魚をサメが横取りしてしまう。怒った彼らはサメを銃やボーガンで滅多打ちにしてしまう。
瀕死のサメは逃げ出してたどり着いた洞窟は呪われた洞窟だった!
ゴーストシャークとなって蘇るサメによりボートの一行は襲撃される。

数日後、賑わうビーチに青く発光し透き通るサメ、ゴーストシャークが出現し惨劇が起きる。
偶然そこに居合わせ、友人を、家族をゴーストシャークに襲われた彼らは犠牲者の残したビデオからゴーストシャークの存在を知る。
しかし幽霊鮫の存在を信じない地元警察、市長はその証言を信じず犠牲者が増えていく。
水さえあればヤツはどこからでも現れる!
街の至る所に出現するサメに街は大パニックに陥っていく……

サメ映画、あるいはZ級映画には悲しいことにありがちなのですが、異様なコンセプトとあらすじに対して実際見たときに「え……ああ、うん……」となってしまうようなコメントになってしまうことがあります。
しかし、ゴーストシャークは「サメの亡霊!やつはどこにでも現れる!」といったコンセプトを120%フル稼働させて見る私たちを楽しませてくれます。
このゴーストシャーク、見ている人間を飽きさせない暴れっぷりがすごい。

このゴーストシャーク、亡霊であるということをフル活用しています。
水さえあればどこからでもあらわれます。プール、排水管、風呂、紙コップに入ったドリンク……
水さえあれば現れるという特性を利用して本当に至る所から出ていきます。
序盤こそ海から現れ、いかにもな犠牲者が様式美と言えるようなスピード感でサクっと殺され、「とりあえず人がサメに喰われるところを見たいんだよ!」って私のような人間の欲望を速攻で叶えたかと思えば、海という場所をあっさり捨てて街の中でドンドンサメの襲撃が行われていきます。

シナリオを成り立たせるためであったり、予算の関係で中々サメが現れなかったり、襲撃パターンが短調になってしまいがちなサメ映画の中で『ゴースト・シャーク』は充実の襲撃を見せてくれます。

このサメの襲撃、これが中々サービス精神というかパフォーマンスが上手い。

プールに飛び込もうとノリノリのイキリ野郎をダイブのタイミングぴったしで捕食

© 2013 AED GHOST SHARK, LLC.

水道管の水漏れ修理をしていたら襲撃

© 2013 AED GHOST SHARK, LLC.

もう笑わせにかかっているだろとありとあらゆる「あ、これ死ぬわ」って瞬間にサメが出まくるので人が死ねば死ぬほど笑えるという視聴者の倫理観が地に落ちる90分となっています。

出てくるキャラクターたちも妙に「おいおいおいおいお前死ぬために生まれてきたのかよ」と人間の生まれてくる意味について考えてしまうような死ぬための前フリをばっちりやってくれるため、「このキャラクターが死ぬなんて……」といった悲しみよりも「うおー!見せ場!死に見せ場だ!殺せー!」とテンションを上げてくれます。
どいつもこいつも殺してくださいと言わんばかりの愚かさなんですよ本当……
アメリカの映画だと子供は中々殺せないらしいですが、ゴーストシャークは悪ふざけに振り切っているのかガンガン子供も殺します。

庭で水遊びをしてスライディングしたら盛大に即死

© 2013 AED GHOST SHARK, LLC.

お話も設定などはチープな面もありますがサメの出現から、サメの亡霊であることの判明、その特性を活かしたサメ襲撃のシーンのオンパレード、ゴーストシャークとの戦い、といった展開でテンポよく話が転がっていくためダレることなく話が進んでいくところもオススメしたいところです。

ラストへ向かうにつれて街の呪いだとか魔術書だとか「ええ!?そんな話なの!?」という(ガバガバ)設定が出てきますがそこはご愛敬。チープさも含めて馬鹿馬鹿しくて笑ってしまいます。

話が進むほど「水から出現出来るからってそんな殺し方アリ!?」な面白サメ襲撃シーンがちょくちょく挟まるため「サメが見たい!サメに喰われる人が見たい!」という人にはちょうど良いサメ映画ではないでしょうか?

そんなわけで海だけでなく水のある至るところで人が死ぬ様を見れる『ゴースト・シャーク』ダレることなく、サメが大暴れするサメ映画なので家で暇している時に見るのはどうでしょう?

それではまた次回!

・余談
なお、本作には無許可で作られた『Ghost Shark 2: Urban Jaws』という作品があり、男がオ○ニーをしようとローションを股間のゴーストシャーク(婉曲表現)につけていたらそのローションからサメが現れて下半身を喰われて死亡、という狂ったシーンがあって死ぬほど笑いましたが残念ながら現在見れる配信サイトなどは無いとのこと、残念ですね。

『Ghost Shark 2: Urban Jaws』トレーラー

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えのき
えのきと申します。ムービーナーズのライター募集を見て「老若男女にサメ映画を見せたい」という衝動に駆られ、手をブルブル震わせながら申し込んでライターになりました。「それで手が震えるの、人生に置けるサメ映画の比重、間違ってるでしょ」と友人に言われました。サメ映画以外も見るけどサメ映画が好きです。

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