最恐の心霊ビデオ『クニコ』とは?/「呪われた心霊動画XXX&死画像」

最恐心霊ビデオ『クニコ』とは?/『死画像』

世の中に多数存在する心霊ドキュメンタリー作品(心霊ビデオ)、昨今ではコメディテイストな取材班が活躍するものや、映画のように重厚なストーリーが存在する作品等、様々なアプローチでファンを楽しませてくれる。

そのような心霊ビデオにおいて、心霊ビデオクラスタ外でも非常に高い知名度を誇り「最恐」との呼び声が高い作品が存在する。
それが『クニコ』である。

アムモ98とブロードウェイから発売されている長寿シリーズ『Not Found』『ほんとにあった! 呪いのビデオ』のスタッフが共同制作し2016年から展開するシリーズ「呪われた心霊動画XXX」シリーズ。
最新作『呪われた心霊動画 XXX_NEO 08』が明日発売となる、現在も続く人気シリーズである。

その前身作品である2015年にリリースされたオリジナルビデオ作品『死画像』

収録内容

1:錯視霊
廃校になった母校の美術室に忍び込む男たち。そこにあったのは、ある生徒が死の直前に描いたという絵…。
2:死の報告者
大学の自主映画サークルの会合に、いきなり侵入してきた見知らぬ男。彼はいったい何者なのか…。
3:霊感テスト
廃墟で拾ったボロボロのVHSテープ。そこに映るのは、一見何の変哲もない映像に思えたのだが…。
4:歌声
毎晩同じ時間に、歌を口ずさみながら住宅街を歩く中年男性。彼を驚かせようと、後を尾けてみると…。
5:貫通
買ったばかりのビデオカメラで同棲中の恋人を撮影していると、突然の停電。復旧後に映ったものは…。
6:クニコ
少女の自殺を伝えるニュース映像。それを観た者にふりかかるのは、世にも恐ろしい究極の呪いだった…。

全部で6本の投稿映像の中、最後に収録されているのが『クニコ』である。

Youtubeにてその一部が公開されていることもあり、非常に高い知名度を誇る。
アナログテープ特有の劣化によるノイズに紛れて変化する少女の顔が非常に不気味な印象を与える映像である。

DVDに収録されている本編では、この映像の前に関連エピソードが挿入されている他、収録映像もYoutube版ではカットされている部分が多いため、Youtubeに上げられた上記の映像単体でも不気味な恐怖感は強いが、ぜひ完全版の『クニコ』を鑑賞いただきたい。

本来のノーカット版『クニコ』では、詳細が不明瞭で謎の多いエピソードや、曰くつきの映像であるという背景、テープのノイズが煽る不穏さ、「何がいつ起こるのか」予測のつかない状況で、自ら恐怖を増殖させていくような感覚などがない交ぜになり、これまでにないようなホラー体験ができる。

ある種実験的な映像である『クニコ』と並んで、3本目の『霊感テスト』もその背景がまったく分からない異質で不気味な映像であり、心霊ビデオファンのみならずホラー作品ファンから高く評価されている作品である。
その2本を筆頭に、心霊ビデオファンも唸らせ、普段心霊ビデオをあまり見ない層からの知名度も高い『死画像』は、現在Youtubeでのレンタルかニコニコチャンネルの「アムモ98ホラー劇場」で視聴可能。

『クニコ』のその後『呪われた心霊動画XXX16』

「呪われた心霊動画XXX」シリーズでは『心霊玉手匣』シリーズ同様、全く関係ない投稿者からの映像やエピソードに関連性を示唆する内容があるのが特徴で、シリーズ16作目の『呪われた心霊動画XXX16』に収録されたエピソード『恋人』にて及川くに子との関連性が示唆される。

こうしたシリーズを跨いだ内容のリンクは、死画像からのファンには嬉しいと同時に「及川くに子」という存在が単なる不気味なビデオ映像としてではなく、一つの怪異として成立している面白さがある。

本エピソードには『死画像』での『クニコ』のような異質な恐ろしさは少ないが、気になった方はぜひこちらもチェックしてみると良いだろう。

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