『ザ・ボーイズ シーズン3』
どうも、ゲル山ゲル子です!
皆さん観ていますか?6月3日から満を持して配信スタートした、Amazonオリジナルドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン3を。
2000年にX-MENの映画シリーズが始まってから、スパイダーマン、マーベルシリーズと続々とヒーロー映画やヒーロードラマが誕生して邦訳コミックファンからすれば天国のような状況が続いてる。
そんな天国に現れた地獄みたいなドラマが『ザ・ボーイズ』だ。
グロ・不快感、アンチヒーロー的な内容、でも暗くならないバカさも有していて、ドラマとして次の話、次のシーズンが気になるような作り。ハッキリ言って最高のドラマと言っていい。
そして、この作品も他のヒーロー作品と同じで原作があり、なんと嬉しい事に邦訳も存在してる!
アメコミの邦訳はこれだけヒーロー映画が一般的になっても出ないことがまだ多いなか、『ザ・ボーイズ』は早い段階から出ていて、何よりKindle版は安い!…と思ったら価格改定で少し高くなってました…
(ゲル子が買った時は1700円ぐらい、現在3300円ぐらい)
いや!それでも邦訳コミックとしてはかなり安い!
300ページ超えで3300円だけど、大体他の邦訳コミックは170ページ前後で2500円ぐらいなのでお得感が凄いある。
前置きがかなり長くなっちゃったけど、今回はシーズン3を中心に起きた衝撃的な内容が実は原作でもあったという話!
元々『ザ・ボーイズ』は原作と全く違う展開、なんならブッチャーをはじめ出てくるキャラの性格もかなり違っていて別作品と言っても良い。
有名な所では、ストームフロントは男性だし、ブラックノワールの正体は衝撃的だし、ホームランダーはクズだけどここまで狂ってはいない。
だからこそ『原作とは別物だから』と人にガンガン勧めていた。
でも、まさかまさかのシーズン3から急激に原作の要素が出てきて邦訳勢にも激震が走った!(少なくともゲル子には走った)
今回はそんな原作にあったけど、シーズン3で突如出てきた要素に触れていきたいと思う。
ボーイズの一時的な能力者化
これにかなり驚いた人もいると思うし、ゲル子もまさか!と驚いた。
何故なら、これが「原作と別物だから」と言い続けてきた原作とドラマの大きな差の一つだからだ。
実はこの一時的な能力者になる薬は原作の1巻から登場していて、なんならボーイズたちが能力者に対抗する唯一の手段になっている。
このクスリで能力者を圧倒してゆすりのネタを手に入れたり、単にバトルモノで収まっていない所は受け継がれてるのかもしれない。
ただ、このクスリに関してはドラマ版とかなり差異があって、原作では特に副作用は無いけどドラマ版では明確に体調が悪くなったり、体内を透視された際に「混ざっている」と言われたり、今後何か起きる可能性が示唆されている。
シーズン3のうちに何かがあるのか、それともそれ以降のシーズンに何かあるのか?
これは原作にもない不安要素なので気になるところ!
最悪のビジュアル ラブ・ソーセージ
ドラマのシーズン2にも出てきた「チ〇チ〇を自由自在に動かす能力者」これがシーズン3にも出てきて名前が「ラブ・ソーセージ」と言う事が判明した(というか命名されたのを気に入った)
シーズン2での反響から「再登場も視野に入れている」と言う事で登場したという、本来は再登場する予定も無かったのかもしれない変わった登場経緯のキャラクターだ。
このラブ・ソーセージは元々原作に出てきたキャラなのだが、実はこういうポッと出ではなく邦訳コミックの1巻から出てきた重要人物の一人だ。
原作ではボーイズとラブ・ソーセージは協力関係の同士であり、ヒーローのようなピチピチスーツに身を纏い一緒に戦う頼もしい仲間だ。しかも、チ〇チ〇を伸ばすような能力は別段無く、逆にチ〇チ〇が大きくなると戦えないという…むしろチ〇チ〇が弱点になってる。
敵ヒーローを千切っては投げるような怪力キャラだけど、意味なくチ〇チ〇がデカい。衝撃的な登場シーンもあるので是非読んで欲しい。
フレンチーにも見せてあげたいヒーローガズム
そのラブ・ソーセージがドラマで登場した回に出てきた、ヒーロー達の乱交パーティ『ヒーローガズム』はドラマ版の中でもトップレベルでおっぱいとチ〇チ〇の画面占有率の高い回だった。
エロ回…と呼ぶにはバカっぽいシーンが多すぎる。特にファイヤーチ〇チ〇とかバケツのような精子ぶっかけは「なんの役に立つ能力なんだ!?」って思わず手を叩いて笑っちゃった。
後者はともかくファイヤーチ〇チ〇は本当に役に立つの????っていうか、性行為でも役に立たなくない?????????
このシーズン3でも飛びぬけてバカ回のヒーローガズムは原作にも勿論存在してて、原作ではホームランダー率いる全ヒーローが毎年「巨大な悪が現れた!我々ヒーローが団結して挑む!」と出発して、ヒーローガズムの会場に到着した途端「さぁ、セッ〇スだ!」と乱交を始める。
この世界にはヴィランのような存在はおらず、羽目を外すための名目となっているというのが分かる回でもある。更に、ここで羽目を外し過ぎて死んだヒーローは殉職扱いという、クズの為によく出来たシステム。
ここは概ね変わっていないけど、そもそもドラマ版にはヴィランという存在がいないから出てこないのかな~?なんて思っていたのでこれも衝撃的だった!
原作の最終話に近づくための布石なのか?
これ以外にも重要な情報を手に入れる為にロシアへ渡航するというのも原作の1巻にあったり、ヒューイとスターライトのプライベートでの衝突なんかもある。
ここで一つ疑問が出てきたのは、シーズン2までは原作の要素は本当にエッセンス程度だったのに、内容的に寄ってきているというのは最終話を原作と同じにする可能性があるかもしれないと言う事だ。
現在ドラマのザ・ボーイズはシーズン5まで制作決定している。このシーズン5で最終話を迎えるのだとすると、折り返しに差し掛かった今シーズンで色んな事が終わりに向けて動き始めたと考えていいかもしれない。
原作の最終話の詳細は未読の方には今から追いかけて欲しいし、個人的にあの結末をドラマ版の彼らが迎えるのはとても複雑。
ゲル子にはネタバレを回避しながらというのは難しいので、これから原作のラストを混ぜながら喋るので許してほしい…
というか、最終巻出てから結構経つし、嫌なら読んで!いや、嫌じゃなくても読んで!
原作終盤の大まかな流れ
ボーイズがホームランダーが市民を虐殺しているのを世間に公表した事により、ヒーローを軍が排除するという流れになる。
これにより、ボーイズは真正面からセブン並びにホームランダーを殺害できるという口実が出来て、いよいよ復讐へ動き出す!
そして、復讐目前にブラックノワールがホームランダーのクローンであり、市民への暴行やブッチャーの妻を犯したのは彼の仕業だという事が判明。
(実はコミックではホームランダーが二重人格なのか?と思わせるシーンがあった)
人生が狂わされたと激怒したホームランダーと不気味に笑うブラックノワールが激突。更にそのブラックノワールをブッチャーが殺して復讐完遂。
復讐を終えたブッチャーたちで終わり…ではなく、なんとその後ブッチャーは戦争で対象になったヒーロー達や一時的なV使用者も抹殺していく。
それはボーイズも対象で、同士であるラブ・ソーセージに始まりマザーズ・ミルク、フレンチー、フィメール(キミコ)も殺害。
最後はヒューイと対峙する事になる…
これ以上先は原作で!
衝撃的な結末というのは当然なんだけど、原作のブッチャーは読み手にも他のメンバーにも真意が全く分からない男だからこそ辿り着いた結末だと思う。
ドラマ版もブッチャーの真意が伝わりにくいんだけど、その心情自体は推測がしやすいようになっている。
原作版ブッチャーはこのラストまで完全に心の内を諭されないように動いていた事もあって、衝撃的だけど納得のいく形になっていると思う。
しかし、ここで原作との明確な差異がある。
それはブラックノワールはドラマ版ではクローンではなさそうという事。
これ自体は結構早い段階で判明していたけど、黒人っぽい?
更にシーズン3ではペイバックと行動していた事もあって、40年前…ホームランダーの誕生以前から存在している可能性が高い?
そう考えるとホームランダーとの直接対決になる可能性が高くて、Vを服用していないボーイズもいるから味方抹殺は無い?
ただ、例外としてヒューイは服用している為、ホームランダーと決着をつけた後ブッチャーVSヒューイはありえる。
というのが、現在ゲル子の考えてるドラマ版のラスト。
どちらにしろハッピーエンドにはなんないのだろうか…報われてほしいけど…
一先ず7月8日更新の最終話をamazonプライムで観てみよう!
そして、出来ればボーイズの邦訳コミックも読んで欲しい!
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