『ベビーシッターのモンスターハンティング・ガイド』 レビュー/マルフォイ役トム・フェルトンがヴィランを熱演した王道ファンタジー【NETFLIXオリジナル映画】

ベビーシッターのモンスターハンティング・ガイド(A Babysitter’s Guide to Monster Hunting)

あらすじ

子守りをしていた男の子をモンスターにさらわれてしまった高校生。ベビーシッターたちから構成される秘密組織の力を借りて、いざモンスターハンティングへ!

不本意ながらベビーシッターを引き受けることになった主人公ケリーが、さらわれた子どもを救うべく「国際ベビーシッター団」と呼ばれる秘密組織と協力することになるのだが、この組織は、世の中にはモンスターが多数存在し、そうした存在から子どもの安全を守るために秘密裏にモンスターハントしている集団という設定(過去にはジャンヌダルクやナイチンゲールも所属していた)で、ストレートなファンタジー設定に非常にワクワクする。

©︎2020 NETFLIX

メン・イン・ブラックのような秘密組織や、ゴーストバスターズのようなコミカルなモンスターの登場、劇中メインで活躍するのがティーンエイジャーなためハリーポッターのような感覚もあり、NETFLIXオリジナルでは少し珍しいタイプの王道ファンタジー作品となっている。

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本作における悪役の「グランギニョール」を演じたのは「ハリーポッター」シリーズでドラコマルフォイを演じたトム・フェルトン
言われなければ気づけないほどに熱の入ったトムの演技も相まって「グランギニョール」はコミカルさ、狡猾さが魅力的な面白いヴィランに仕上がっている。

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また、ベビーシッター仲間の「リズ」が非常にカッコいいキャラで、クールで頼れるリズを演じたのはウーナ・ローレンス。

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ベビーシッター団のように、モンスターもある程度組織立って動いており、ブギーマンと呼ばれる7人のボスキャラ的な立ち位置のヴィランが存在する。
本作で闘うことになる「グランギニョール」はその内の1人の弟であり、姉の半蜘蛛・半人間「セリーナ」他にも6人の強敵が存在することが示唆される。
このようにファンタジックでワクワクする世界観の本作、原作小説が存在し全3巻発売されている。

ベビーシッター団の詳細や未登場のブギーマン、未解決の事件など、気になる内容を多数残し幕を閉じる本作。
続編の制作は未定なようで、そこが非常に気になるところ…世界観・雰囲気がかなーり好みの作品だったので続きも映像で観たい…!

ファンタジー好きな方には非常にオススメな1作『ベビーシッターのモンスターハンティング・ガイド』はNETFLIXにて配信中。

作品情報

作品名『ベビーシッターのモンスターハンティング・ガイド』(A Babysitter’s Guide to Monster Hunting)
監督:レイチェル・タラレイ
キャスト:タマラ・スマート | ウーナ・ローレンス | トム・フェルトン
上映時間:98分
製作国:アメリカ(2020年)

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