こんにちは、ムービーナーズです。
本日紹介するのはこちら!
「ぼくたちの奉仕活動」(原題:Role Models)
製作年:2008年
上映時間:101分
ジャンル:コメディ
監督:デヴィッド・ウェイン
2008年に公開され、全米映画興行成績で2ヶ月近くトップ10入りするヒット作だったものの、日本では劇場公開されずビデオスルー作品となったため地名度があまり高くない本作ですが、5月15日からNETFLIXで配信が開始されました。
アントマンのスコットラング役などがきっかけで日本でもファンの多いポール・ラッドの初主演作品で、『アメリカン・パイ』などのコメディ映画でお馴染みのショーン・ウィリアム・スコットと共演したコメディ作品である本作、しょうもなさと妙に熱い展開で非常に面白いコメディ作品に仕上がっています。
主役2人に服役の代わりに課せられた奉仕活動は「子供とペアを組んで遊ぶ」というもので
それぞれ一筋縄ではいかない癖の強い子供と組まされることとなる。




めちゃくちゃ下品で手のつけられないチビッ子や、「レイア」と呼ばれる中世風ファンタジーなコスプレと設定で戦うゲーム(中世風サバゲーみたいな感じ)にしか居場所のないオタク少年と合計150時間過ごすことが課題となる。
本作において重要な要素になるのが、前述の「レイア」ゲームとロックバンド「KISS」
というかもう半分くらいKISSの映画ですコレ。
世代を問わず共通の音楽で意気投合する様子にはグッときますね。


レイアゲームを最初は引いて見ていたダニーも次第に理解を示し一緒にプレイするようになります。


劇中、レイアは主に大人が主導して行われていたり、大人が子供におっぱいの観察方法を伝授したり、音楽の話題で盛り上がったり、「大人-子供」の境界線がない状態の交流が多く見られ、そうした交流で築かれる友情によって子供だけでなく大人も成長していく姿には思わず目頭が熱くなりましたね。
ただ、感動重視のヒューマンドラマという訳でもなく、クライマックスにしてもしょうもなさは爆発しており笑ってしまったのでそのバランスが本作を気軽に観られる良作に仕上げていると思います。


ダニー(ポール・ラッド)がベン・アフレック扱いされるなどクスッとくるネタも随所に見られるので、自宅で息抜きの視聴にオススメの1本です。
なんだか投げやりな邦題もあってかあまり知名度の高くない本作ですが、ぜひこの機会にご鑑賞ください!
※2020年5月18日現在NETFLIXにて配信中
- サキュバスのメロメロ 20話/マー
- フィンランドで最も暴力的な映画『血戦 ブラッドライン』4月18日公開決定!
- ジョジョのンドゥールが語る『悪の救世主論』と映画『時計じかけのオレンジ』について
- 90年代の隠れた名作狼男ホラー再上陸!映画『バッドムーン 番犬vs狼男 』
- ぢごくもよう 第三十七話『貉か狸か』
- ぼくのなつやすみはハードコア!田舎で怪異に襲われた少年を救うのは、そう『クソデカ囃子』!
- 2025年2月公開の新作映画紹介&レビュー!社会派作品から”あの監督“がまさかのラブストーリーに挑戦!?
- 映画『映画を愛する君へ』アルノー・デプレシャン監督のメッセージ映像と著名人&劇場コメント到着
- 祓除に続く自己批判性『飯沼一家に謝罪します』
- 超バニアバトル バニバト! 13話
ポール・ラッドとショーン・ウィリアム・スコットの共演で贈る全米スマッシュ・ヒット・コメディ。ひょんなことから子供相手のボランティアをするハメになったダメ男コンビが、筋金入りの問題児2人に手を焼きながらも次第に絆を強め、互いに成長していく姿をコミカルに描く。何事にも後ろ向きなダニーと能天気男のホイーラーは親友同士。2人はコンビで学校を回り、栄養ドリンクの営業に勤しむ日々。そんなある日、駐車違反を強引に逃れようとして事故を起こし逮捕されてしまう。そして、刑務所行きか、問題児を相手に150時間の社会奉仕活動かの選択を迫られる。刑務所よりはと、社会奉仕活動を選ぶ2人だったが…。