ムービーナーズをご覧の皆さんはじめまして。番犬ワオワオです。
Vtuberではないので「こんばんワオワオ!」のようなキメの挨拶はありません。
じゃあ誰なんだよって話ですが、「オウマガテツ」というブログで「このクソ玩具がすごい!」と称し、日の目の当たらなかった面白玩具を紹介している人間です。現在2020年ですがまだ2018年版の途中を書いてるほど遅筆です。
ムービーナーズでは遅れずコンスタントにオススメ映画を紹介できればなと思ってます!今後ともどうぞよろしく。
ところで皆さんてAmazonプライムには入ってます?
私はAmazonプライムビデオ見放題のほか、Netflix、U-NEXTに加入しています(今後ご紹介する作品は原則この3サイトの中で配信されている作品に絞ってお送りする予定ですのでどうぞよしなに)。
さて、そのAmazonプライムビデオでは独自のスタジオを立ち上げ、映画・テレビのオリジナルコンテンツを制作・配信しています。
今回ご紹介するのはそのAmazonスタジオが制作した『サスペリア(2018)』!!
『サスペリア(2018)』
映画好きならご存知の方も多いでしょう、1977年の偉大なるホラー映画『サスペリア』のリメイクとなります。このサイト、ホラーばっかだな!
魔女めいた異様な雰囲気のダンスカンパニーに入団したらマジモンの魔女だった!って映画ですね。
誤解を恐れず浅ーく言うなら「ダンス版ミッドサマー」ってところでしょうか。
あらすじがオリジナル版とほぼそのままなのでどうしても比較しがちで賛否両論なリメイクではあります。
ただ東武と西武、カツカレーとスープカレーくらい違うので、比較こそすれど、そのそれぞれの良さだけ抽出して2倍楽しむスタンスをオススメしたいです。
なのでオリジナル版の予習をせず気軽に観てほしい(オリジナル版はそれはそれで今見ても色褪せない不気味さの演出と刺激的な色彩感覚がハンパないのでいつか観てほしいですが)。
そんなリメイク版。バレエからコンテンポラリーダンスに変更したのがまーーーーーーー大正解!
「民族」というタイトルの演目が、ドスンドスンと重力をあえて強調するかのようなモダンダンスでして、これが不気味さと踊りの力の演出としての“儀式”の説得力を増していて、かなり圧倒されました。クライマックスのダンスに至ってはもうこれ何見せられてるのってくらい狂ってる映像の暴力。野性爆弾くっきーいるし。
一連のダンスシーンに魅力を感じるかどうかが作品にハマるポイントかもしれないですね。頼む!ハマってくれ!
もうひとつ良さを挙げるとすれば主人公スージーとマダム・ブランの関係性。徹底的に“女性の園”にこだわり、主要キャラで唯一の男性である博士すら“現代のエルフ”ことティルダ・スウィントンに特殊メイクさせておっさんにしちゃうレベル。わかりやすく百合百合しているわけじゃないですが、カリスマ振付師と魔女の立場の間で決意が揺らいでしまうほどのスージーの強気受けな。
あとその主人公スージーがやけに凛々しい!オリジナルでは受け身で怯えているスージーに対してリメイクスージーは肝っ玉座ってるわダンスでも猛烈アピールするわで、このリメイクの特徴である女性の強さを際立たせます。
リメイクにあたり当時の時代情勢を下敷き設定が追加され日本人には1回じゃ理解できない複雑なストーリーになり、謎のラストシーンから察するに実は博士が主人公なんじゃないかと思わせたりと、味わい深さはドンキのデカいスルメのソレ。Amazon制作のおかげでずっと見放題に入ってるから何回でも見返せるのも嬉しいですね。
そしてトム・ヨークの音楽やホラーシーンの映像美も手伝い、加点式で1億点は超えること間違いなし!ぜひ減点式ではなく加点式で楽しんでください。
さて私、クソ玩具番長である番犬ワオワオが映画を語るにはおもちゃを絡めないとですよねー。
ドギツいサスペリア観て欲しくなるおもちゃなんてあるかオイ!?とお思いのあなた……あるんです。
それは「ガイストクラッシャー エクストリームチェンジフィギュア」。
カプコンのゲームを軸にアニメ・玩具などとクロスメディア化した「ガイストクラッシャー」の変形フィギュアです。
トランスフォーマー筆頭にロボットが別の何かに変形するのって男子玩具なら定番ですよね?
でもそれがもし人間が変形するとしたらどうですか?
人間の形をしたものを変形させるとすごいですよ、いじってる内になんだかいやな気分になりますから。
そう、このガイストクラッシャーのありえない方向に関節が曲がっていく人間変形玩具が、サスペリアのあの変形シーンにナイスマッチするわけですね!!
特にこのシリーズの中でもこちらがオススメ。
人間から蛇に変形するのでそりゃあもうエクストリームなバキバキ感を味わえます。
サスペリアを観る際は是非こちらをいじりながらどうぞ。
ちなみにガイストクラッシャーは聖闘士星矢方式なので、本編では人間は変形しないです。
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1977年、世界的に有名な「マルコス舞踊団」に入団するため、ベルリンにやってきた主人公スージー。そのオーディションでカリスマ振付師であるマダム・ブランに見い出され入団。直近の演目のセンターに抜擢されるも、寮生活では彼女のまわりで不可解な出来事が頻発し、続々と失踪を遂げるダンサーが。
そんな中、心理療法士のクレンペラー博士は、患者であったダンサーの行方を捜すうち、舞踏団の隠された恐ろしい秘密に気付く。