映画『ザ・バッド・ガイズ』マブリーは進化する!皆の見たいマ・ドンソク全部乗せ!

世の中には「アンチのいない俳優」が存在します。特に目覚ましい活躍を見せているのがジェイソン・ステイサム、ドウェイン・ジョンソン、そしてマ・ドンソクでしょう。3者とも強靭な肉体を持ち、あらゆるアクション映画で存在感を見せつけています。そして何よりギャップ萌え。これは外せません。

特に「マブリー」の愛称で親しまれるマ・ドンソクは出演作を増やすごとに、マブリーさ(マ・ドンソク×ラブリーの意味)に磨きがかかっています。2020年に公開された映画『悪人伝』(19)は極道の組長役という最高のハマり役を演じるも、要所でマブリーな姿が観られるギャップ萌え最高な作品でした。

そして4月9日(金)から公開されるマ・ドンソク主演作『ザ・バッド・ガイズ』では、過去作以上のギャップ萌えが押し寄せる、究極の胸キュンマブストーリーとなっています!全マブラー必見ですぞ!

映画『ザ・バッド・ガイズ』あらすじ

囚人たちを乗せた護送車が武装集団に突如襲撃され、凶悪な犯罪者たちが脱走してしまった。この史上最悪の事件を解決するため、警察組織の上層部は元警察官のオ・グタクに指令を出し、重罪で刑務所に収監中の服役囚たちを集めた極秘プロジェクト、“特殊犯罪捜査課”を始動させる。オ・グタクは“伝説の拳”と呼ばれて恐れられているパク・ウンチョル、どこか信用できないが頭は切れる詐欺師のクァク・ノスン、過失致死罪に問われた無鉄砲な元エリート刑事のコ・ユソンをメンバーとした最凶チームを結成。減刑を条件として、時に協力し合い、時に衝突しながらも凶悪犯たちを追い詰めていく。しかし、今回の事件の背後には国家を揺るがす巨大な陰謀が見え隠れし、謎の組織が暗躍していた。

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(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BIDANGIL PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED

主演を務めるマ・ドンソクといえば『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)の演技で世界中のマブラーを涙の渦に巻き込み知名度を上げると、ヤクザを取り締まる警察官を演じた『犯罪都市』(17)や、図らずも女子高の体育教師として働きながらある事件を追う『守護教師』(18)など、ハードな作品には欠かせない存在となっています。マーベル・シネマティック・ユニバースの『The Eternals(原題)』でギルガメッシュ役の出演も控えている肉体派俳優です。

同じ「狂犬」として共演する仲間には、モデルから女優へ転身し、韓国版『カンナさん、大成功です』(06)で主演を務めたキム・アジュンが妖艶な詐欺師を熱演。初の映画出演となった若手俳優のチャン・ギヨンは血気盛んな若手元刑事を演じています。狂犬たちを率いる班長オ・グタクには『ソニはご機嫌ななめ』『次の朝は他人』などホン・サンス監督作にも出演するキム・サンジュンが抜擢。寡黙ながらも内なる闘志を秘めた熱い人物です。本監督は映画『鬼はさまよう』で監督デビューを果たしたソン・ヨンホが担当しています。

マブリーは進化するーー。いちいち可愛いマ・ドンソク満載!

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『ザ・バッド・ガイズ』という非常にイカついタイトルですが、本作はこれまでのマ・ドンソク出演作のなかでもマブリー節がさく裂しています。正式な組員ではないのに濡れ衣を着せられて服役している元ヤクザ・ウンチョルを演じるマ・ドンソクですが、刑務所で汗水流してミシンをかけているのです。あの泣く子も黙るマ・ドンソクが、親友から譲り受けたかわいいピンクの手袋をはめて。その親友を何者かに殺されたウンチョルは黒幕を追うために「特殊犯罪捜査課」の狂犬として世に放たれます

しかし狂犬という二つ名とは別に、要所で見られるキュートな場面がマブリーすぎる…!班長に叱られてもごもごしちゃうマブリー、歩きにくいのを体系ではなく道の幅のせいにするマブリー、路駐している運転手にちゃんと注意できるマブリー…。

極めつけは本作のマブリー、女性に対する免疫が全然ない!同じ捜査課で活躍する詐欺師のクァク・ノスンが上着を脱いで肩を見せただけなのに、目のやり場に困惑しているのです。女性の服装がノースリーブになっただけでこれとは…夏場は一体どうなってしまうのか?

そしてこのマブリーっぷりはストーリーが進むにつれて強くなるので、ここで書いたマブリーポイントはまだ序の口。後世に語り継がれるであろう、ロマンチックな人工呼吸シーンは瞬き厳禁です。

片手で人をひねり潰すってこういうことなんだなあ

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無論、可愛いだけがマブリーではありません。強靭なアクションもあってこそ、マ・ドンソクの魅力を堪能できる作品と言えます。よく漫画やアニメで「敵を片手でひねりつぶす」なんて強者の表現を聞きますが、マ・ドンソクはそれをCGなしでやります。若さゆえにマ・ドンソクの怖さを知らない組員が突っかかってくると、マジで片手だけで首を握り潰そうとするのです。マ・ドンソクにかかれば若造の首などもやし同然。威勢の良かった若い組員も「こいつ二重人格か?」と疑いたくなるほど急にメソメソしてしまいました(これがアンチのいない理由では…)。

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ほかにもマブリーだからこそ成立するアクションシーンや演出がたくさん!敵をボコボコにして山積みにする演出は実写で見ると「さすがにそれはないだろ…」と白けてしまいがち。しかし、その山積みになった人間の横にマブリーを立たせるだけで、驚くほど説得力が増していました。ハンマーを持って登場するシーンではデスメタル調のサントラが流れるなど、なにかと芸が細かいのもポイント。

マ・ドンソク恒例(?)の「常人なら致命傷となる攻撃も耐える」圧倒的な防御シーンもたまりません。『悪人伝』でも連続殺人犯に襲われたとき死ななかっただけあり、本作でも防御あってのマ・ドンソクが見られました。 

ストーリーが複雑でもそんなの関係ないマ・ドンソク

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豪快なアクションとキュートな一面のたまらない『ザ・バッド・ガイズ』ですが、ストーリーはなかなか複雑。黒幕を追う“特殊犯罪捜査課”ですが、芋づる式に極悪人が登場するので状況を把握ためにちょっと頭を使います。とはいえ、仮に話を難しく感じたとしても大丈夫。だって、マ・ドンソクはほとんどの問題を怪力で解決してくれるので、難しく考える必要はないのです。

敵が立てこもればドアをぶち壊し、拘束されればフルパワーで脱出しようとします。特に拘束される場面は一周回って「その手があったかー!」と度肝を抜かれること必須。マ・ドンソクにしかできないゴリゴリの脱出劇もお見逃しなく!ここまでくると、監督はもちろんマブリーをこの世に生んでくれたご両親にさえ感謝を覚えます。

『ザ・バッド・ガイズ』はマ・ドンソクのファンがさらに増えると期待できる、笑えて大興奮のアクション映画でした!

映画『ザ・バッド・ガイズ』作品情報

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公開日:2021年4月9日(金)
監督:ソン・ヨンホ
脚本:ソン・ヨンホ、ハン・ジョンフン
キャスト:マ・ドンソク、キム・サンジュン、キム・アジュン、チャン・ギヨン、パク・ウォンサン

製作:2019年(韓国)
上映時間:115分
原題:The Bad Guys: Reign of Chaos

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