VR機器だからこそ観てほしい映画3選

こんばんワオワオ!番犬ワオワオです。最近はダ・ヴィンチ・コードをギブアップして城定監督作品をちょろちょろ観てます。

ああ、それにしても映画館に行きたい……!
このご時勢で映画館も休業、いくら配信サービスで家で映画見放題とはいえ映画館のあの大スクリーンが恋しいですよね。

お手軽大スクリーンといえば方法はふたつ。
ひとつはプロジェクター。ふたつ目はVR機器。どちらも一長一短ながら一番のデメリット「めんどくさい」が邪魔をするわけです。
購入したはいいものの棚の奥底にしまってある人も多いんじゃないでしょうか。
かくいう自分も引っ越し後プロジェクターが設置できなくなりOculus Goを購入したのですが、様々な「めんどくさい」によりよっぽどのことがない限り使ってません。

とはいえ、今回はそれでも※VR機器で映画を観ることを推奨したい!というお話です。
あのー、「大画面で大迫力!すごすごアクション映画」なんてそりゃ当たり前ですよVR機器にピッタリですよ、そりゃオススメしますよね。
というよりも、VR機器を使って観ることでしか得られない映画体験!これをね、追求していきたいと思います。

※本稿における「VR機器」は映像作品を視聴できるPC用HMDやPS4用HMDを想定しています。

1:ハードコア

あらすじ

目を覚ました主人公は事故で生命の危機に陥り、機械の腕と脚を付けるほどの身体に。あとは声帯のみというところで施設に襲撃があり、妻が連れ去られてしまう。機械の力により超人的な身体能力を得た主人公は妻奪還の戦いに赴くことに……。

「大画面で大迫力!すごすごアクション映画」なうえにFPSそのものな一人称視点ムービー。
めっちゃエンターテイメント極振りなこの映画がVR機器に合わないわけがないんだよな!
マリオや魔界村さながらのゲーム的なあらすじも手伝い、ゲーム感覚でお手軽に観られるので、VR機器の装着ストレスをわずかながら軽減してくれるのも嬉しいです。
POV作品は数あれど、一人称視点=この視点は私の視点だ!と映画の中に入らせてくれる没入感はハードコアが一歩抜きん出ているかと。主人公が喋れない設定なのがけっこう大きいんですかね。

戦闘とパルクールの繰り返しだけでなく、小ネタも入れつつテンポよく進むので、個人的にはゲーセンにあるガンシューティングのゲームを彷彿させる感じでVR云々抜きにしても好きな作品です。
アドレナリン注射してから無双するシーンでQUEENの「Don’t stop me now」がかかるのもサイコー。ボヘミアン・ラプソディーとは真逆の使い方でマジサイコーっす。

購入のハードルが下がってきて徐々に広まりつつあるVR業界、いつかガチ本格的VR用映画が出来たとしてもこのハードコアを超えられるかどうかにかかっていると思います。

2:レディ・プレイヤー・ワン

あらすじ

何にでもなりきれるVRワールド「オアシス」。このVR世界に隠された3つの宝を見つけた者が創設者の遺産を手に入れられることに。ディストピアと化した地球でうだつの上がらない生活をしていた主人公はライバル達や大企業を相手にはたして宝を見つけることが出来るのか!?

「大画面で大迫力!すごすごアクション映画」なうえにそもそもVR世界が舞台の極上ムービー。めっちゃエンターテイメント極振りなこの映画がVR機器に合わないわけがないんだよな!

……と天丼したいところなんだけど、そんなことよりも何を体験してほしいのはラストはラスト、観終わったあとですよ。
非情な現実に戻される感がね、まさにさっき映画で観た序盤の光景そのもの!
お前の部屋、ディストピアとまではいかないだろうけどどう?主人公は彼女出来たけどお前はどう?
そう、このおもちゃ箱ひっくり返しムービーを観てゴーグルを取った瞬間のためにVR機器で観てほしいわけです。

まさにレディプレの本質に迫った疑似体験ができるのはVR機器で観たからこそ。
普段は両手でゆっくり外すのに片手でガサツにVRにゴーグル取りたくなるからね。それでゴーグル取ったら取ったで汚い部屋が待ち受けているというしんどさ。

VR抜きにしてもあまりにも豪華な映像体験は童心くすぐりまくりでサイコーなので未見の人はぜひぜひ。僕はニルヴァーシュで行きます。

3:ゼロ・グラビティ

あらすじ

スペースシャトル外での作業中に人工衛星の破片が降り注ぎスペースシャトルが壊滅状態に。無重力空間に放り出されてしまった医療技師の宇宙飛行士は酸素も残すところあと僅かの状況で近くの国際宇宙ステーションに一縷の望みをかけるが……。

VR機器って音響をヘッドホンでまかなう場合が大半なんですけど、目と耳が覆われているその密閉感といったらないんですよね。
この息苦しさ、宇宙を舞台にした作品とぴったりすぎるわけですよ。

しかもゼロ・グラビティの場合はもう絶望的状況の連続で映画館で観てたときですら酸欠になるかと思ったくらいだったのに、それがVR機器つけながらだったらそりゃあもうしんどいことこの上なし。
ゴーグルを外したあとの安堵感のすごいことといったら。鼻と口は覆われてないのに深呼吸したくなるくらいです。

この作品、いままで3Dや4Dで観てこその作品だと思ってたんですけどVR機器との相性はそれに匹敵するレベル。
一度映画館で観ている方も多いでしょうが、改めてVR機器で観てください。

そんなこんなでとりあえず3作品オススメしてみました。
ハードコアとレディプレの2作品は2020年4月15日現在、U-NEXTやプライムビデオなどで配信中ですが、その場合ブラウザ経由で観ることになるので注意。
ゼロ・グラビティはNetflixアプリで快適に観られるのでマジでオススメです。
他にもホラー映画だったりKUBOやヒックとドラゴンみたいなアニメ映画とも相性バツグンだし、映画に限らず他のVRコンテンツも飽きるまでは楽しいのでこの在宅月間をきっかけにVR機器購入はアリ寄りのアリですよ!

VR機器は今はOculus Questがコスパ抜群じゃないですかね。そのあたりは詳しい人がいつかムービーナーズで語ってくれることを祈って。
今回言及しなかったプロジェクター視聴に関しては「めちゃくちゃ気軽に導入できるプロジェクター」記事なら書けるので、読みたい方はどんどん感想つぶやいてください!!

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